へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

1年は短い

2008-01-06 22:39:48 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

新しい大河ドラマが始まりました。
昨日まで、
「我は毘沙門天なり」
を連発していた藤川先生も、
「Gacktかっこいい
と叫びまくっていたおばあちゃんも、
「どこがおもしろいんだ」
と、全く興味を示さないおとうさんやおじいちゃんも、初回だけは必ずみます。
「全く、しっかりしたと伝わる女性には、必ず小さなころからの逸話があるんだ、ありがちだね」
おとうさんはおばあちゃんをじろじろみながら毒づいています。
「何か言いたそうだね」
おばあちゃんに睨みつけられて、おとうさんは、
「ふん」
と鼻を鳴らしました。
「しかしよ~、この調所広郷(ずしょひろさと)っていうのは、薩摩藩の莫大な借財を250年で返すって言ったんだけどよ、はっきりいって踏み倒しだよな」
藤川先生はみかんをまるごとほおばっています。
「え~、じゃあ薩摩藩は、まだ借金返してないの?」
ぼくは驚いて聞き返しました。
「そりゃあ、幕末の各藩はどこだって同じだろ?」
「じゃあ、あんたんとこはどうしたんだい?藩政改革がうまくいったなんて話、聞かねえぞ」
「藩政改革するような藩かよ、美都田吾作にならって総出で百姓したってよ」
「自給自足?」
おばあちゃんもこれにはびっくり。
「詳しいことは知らねえけどよ、みんな食い地がはってただけじゃねえの?」
という言葉に、なぜかみんな納得しました。
「来年はきっと、妻夫木聡かっこいいって、言ってるねえ」
「瑛太は好きじゃねえのかよ」
「どっちかというと、沢村一樹の方が…」
やれやれ、毎年こんな具合いでスタートします。
年末にはどんなことになっているのかなあ~。
それにしても、1年って、早いねえ。
コメント
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