へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

受験する?

2008-01-27 21:31:11 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

ぼくのともだちのしんいち君は、とても変な人ですが、一見優しそうなので女の子にはモテます。去年もバレンタインデーにはチョコをたくさんもらっていましたが、でもそれだけなんだよな。
ほんとは、モテないのかもしれない。
それにムッツリスケベなのを隠していることを、ぼくは知っているんだぞ。
で、このしんいち君が突然、
「ぼく、孟宗学院の中学校を受験することに決めた」と
言って周りをびっくりさせました。
「どうやって通うの?遠いよ」
「美都市内だって、中学校たくさんあるじゃないか」
「ぼくが小学校を卒業したら、つくばった町に引っ越すんだよ。おとうさんが転勤かもしれないから、ちょうどいいかな。それに、高校は寮もあるし、藤川先生やけんちゃん先生もいるでしょ」
そうか、みんなぼくのうちに遊びに来たり、藤川先生の本宅にお呼ばれしているから、すっかり2人を好きになっちゃったんだ。
「そうかあ、孟宗学院っていう考えもあったかあ」
みんなはしんいち君の考えに一応納得しました。
「通うの大変だけど、確かバスもあったよね」
「ぼくのおかあさんはつくばった町に勤めているから、一緒に行けばいいんだよな」
と、口々に言い合っています。 公立に行くって言ってたたかのり君も、
「うちも受験受験ってうるさいから、考えてみることにしたよ」
と言ってます。
そんな…、冗談じゃないよ~。
おとうさんがいるところなんて、行きたくないよ、ぼく
コメント (2)
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