こんばんは、へちま細太郎
です。
中学校生活2日めの今日。スクールバスを美都駅で待っていたら、キチローがやってきた…ぼくと同じ制服をきて。
しんいちを除いてぼくら美都第2小出身者は美都駅からバスに乗るんだけど、まさかキチローが乗ってくるとは思わなかった。
「ぼくはねえ、寮に入ろうかと思ったんだけど、通っていた塾を辞めるわけにはいかないしねえ」
もちろんシカト。
「ところでさあ、部活入るんだよね、どこに入るの~」
1人でしゃべくるキチローは、うるさいというよりうざい。
と、そんなキチローを押し退けて、
「よぉ、おまえら揃って入学か~」
と、(仮)有岡軍団の何人かがやってきた。
「もちろん、サッカー部に入るんだろ~」
「悩んでます」
と、たかのりが正直に言ったもんだから、
「なんだとこのやろ~、あんだけ面倒みてやって、裏切る気か~」
と、すごまれて逆にたじたじ。
「あ、いや担任が浜中先生で、ラグビーに入れって…」
「あの野郎~」
(仮)有岡軍団さんたちはそういいながらも、
「バスがきたきた、早く乗るべ」
と、ぼくらをバスの中に押し込んだ。
「先輩~、ぼく附属小学校出身の~」
と、さっきからおもしろくない顔をしていたキチローがクビを突っ込んできたけど、
「おめ、うるせ」
と、軽くあしらわれてしまった。
さすが高校生だなあ、変な風に感心してしまった朝だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_uru.gif)
中学校生活2日めの今日。スクールバスを美都駅で待っていたら、キチローがやってきた…ぼくと同じ制服をきて。
しんいちを除いてぼくら美都第2小出身者は美都駅からバスに乗るんだけど、まさかキチローが乗ってくるとは思わなかった。
「ぼくはねえ、寮に入ろうかと思ったんだけど、通っていた塾を辞めるわけにはいかないしねえ」
もちろんシカト。
「ところでさあ、部活入るんだよね、どこに入るの~」
1人でしゃべくるキチローは、うるさいというよりうざい。
と、そんなキチローを押し退けて、
「よぉ、おまえら揃って入学か~」
と、(仮)有岡軍団の何人かがやってきた。
「もちろん、サッカー部に入るんだろ~」
「悩んでます」
と、たかのりが正直に言ったもんだから、
「なんだとこのやろ~、あんだけ面倒みてやって、裏切る気か~」
と、すごまれて逆にたじたじ。
「あ、いや担任が浜中先生で、ラグビーに入れって…」
「あの野郎~」
(仮)有岡軍団さんたちはそういいながらも、
「バスがきたきた、早く乗るべ」
と、ぼくらをバスの中に押し込んだ。
「先輩~、ぼく附属小学校出身の~」
と、さっきからおもしろくない顔をしていたキチローがクビを突っ込んできたけど、
「おめ、うるせ」
と、軽くあしらわれてしまった。
さすが高校生だなあ、変な風に感心してしまった朝だった。