姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

「自分のご機嫌を自分でとる」より大切なこと

2023年02月02日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。


今日のテーマは
「<自分のご機嫌を自分でとる>より大切なこと」です。

 

あなたは、苦手な人っていますか?

桑原は…もちろんいます(笑)
だって人間ですからね。

どんな人も分け隔てなく愛していますなんて
まだまだ言えないです。

もし、そんなこと公言している方がいたら
そっちのほうが嘘っぽいかも!

そして、嫌いな人がいることは悪いことと思い込んで、
自分にダメ出しをしているとしたら
それは不要です。

人間は、自分の中に受け容れることができない部分があると
外側(他人)にそれを見た時、苦手意識や嫌悪感、怒りなどを感じます。

しかし、相手に投影した自分を受け容れること(自分の中にもあるよね)
ができると、人間として度量が大きくなります。

まじめな方ほど、自分にも同じ部分がある=悪い
と無意識にジャッジしてしまいます。


なーんだ、私もあるのか。
そうなんだ。だから気になったのか!
で終わってよいのです。


相手に対して怒りを感じるのも
いろいろなパターンがあるのですが

その原因の一つが
『自分がこう言ったら(こうしたら)こうしてほしい』

という自分にとってのストライクゾーンが
ものすごく小さいこと。

そのことばじゃない!
その態度じゃない!
その表情じゃない!

どうして、私が思った通りの反応をしてくれないの?

これ、妖怪クレナイモン!
相手に求めているんです。

この妖怪さんが顔を出して、自分と同一化してしまうと
自分の人生は他人しだい、周りしだいで
良くも悪くもなる
ということになってしまいます。

人に求めて、その通りになれば「喜」
そうでなければ「悲」「怒」「辛」


相手次第で感情が変わる。
すると、発する言葉が

「~さんが●●してくれないから」
「~のせいで△△になった」
となり、

マイナス妄想の思考の沼にはまってしまいます。


究極の他人軸!

そして

多くの人が、プラス感情を求めます。
悪いことではないです。

では、ワクワクや楽しい、うれしいを求めて
それがうまくいかなかったときはどうなるでしょうか?

一気にマイナスに触れます。
感情の浮き沈みが大きくなりますよね。

その原因が、外側のトリガーや

他人の反応に左右されていることだとしたら
怒りや悲しみが一気に溢れます。

問題は、感情にはプラスとマイナスしかないから
プラスの感情で居続けたいという無意識の思い込み。


だから、自分の機嫌を自分でとろうとか
いつもご機嫌で!という言葉が、はやるのでしょう。


そこにあるのは「プラス感情はよくて、マイナス感情はダメ」
という二元論的な考え方です。

よいか悪いか、正しいか間違っているか、プラスかマイナスか、裏か表か・・・
その考えで物事を志向している限り、苦しみは続くのではないでしょうか?

保健室コーチングや波動脳科学でお伝えしているのは
プラスの感情でいることが大事なのではなく

裏と表は常に1つであり、それが自然界の法則であること
プラスとマイナスの間に「0」「±」という状態があるといういこと

 



 

「0」「±」とはどういう状態かというと
これが「中庸」「ニュートラル」という状態です。

人間は生きている限り、いわゆる「根源」とつながっているといわれます。
その根源とぶれなくぶれなくつながっているのが「中庸」という状態。
ポジティブとは全く違う、エネルギーが安定している状態。

しかしその線の太さは、ひとそれぞれ。
その太さを決める大きなカギが「自己受容の程度」

自分嫌い、人が嫌い、生きるの嫌いってなると
見るもの怖いし、怖いから怒るし。

そしたら、自分の殻に閉じこもるか
たくさんの鎧を着て武装するか。
感情に任せて暴れるか。

あるいはきれいごとのスピリチュアル(=根源ではなく、別のエネルギーにつながっていることが多い)に傾倒して、現実逃避の思考にはまるか

それはそれで、各自の選択なので
よい悪いはありません。

ただ、この状態では、根源といわれる生命エネルギーのもとと
つながってはいるもののものすごく細くてか弱い。
(この線が切れると死んじゃいます)

だから、エネルギーが枯渇しています。
手足が冷えます。

だから自分軸も細くてか細い。
だから、何か絶対的なものにすがろうとする。


不安があると絶対に当たるという占い師に
自分の人生を決めてもらうとか
何か別の大きな力(と思わされているもの)
に傾倒してマインドコントロールされるか

中庸の幅が太く、その位置でニュートラルに考えることができれば

本来全部自分でできるし、自分の状態を客観的に見れるのですが
外にそれを求めるから、中庸の部分で思考できなくなります。
だから、すごく不安定で、ぶれぶれになるわけです。

では、どうしたらいいのか?

まずは、自分のいろいろな面とちゃんと向き合うこと。
今感じている感情を認める。ああ、今怖いんだなと受け容れる。


その感情を受け容れたうえで、中庸の状態で決める。

決めたら、決めた自分を信頼し、やるべきことをやる。

そうすると、相手に振り回されることがなくなります。


すごい自分でいなければとか、評価される結果を出さなきゃとか
やるからには絶対失敗してはならないとか
そんな感情から解放され、自分を生きることができるようになります。


自分を生きるようになると、周りの評価は周りの評価でそれはそれと考えて、
自分がしたいこと、やりたいことに、
生きることに価値を感じるようになります。


この状態になると、

さらに根源とつながる線が太くなっていきます。
中庸の幅が太くなります。


人に求める生き方
自分を受け容れてもらうための生き方
自分以外の人の希望を生きる
人から評価される自分を生きようとする
を他人軸な生き方と言いますが、
そんな自分がいても、それもまた認めていく、。

自分で自分の感情や思考を認めることができないのに
それを感じている自分を他人に受け容れてもらおうとするのですから
たくさんの生きづらさを感じることになります。


こんな感情を感じる自分もいるんだな。
これも自分の一部。

周りを受け容れようとする前に
ご機嫌な自分だけでいようとするより
自分であるものすべてを受け容れていくことが先なのです。

 

それでは、今日も
素敵な1日を!

 

 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
 2022年12月22日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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