姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

小学生からの感想が届きました。【学校保健委員会講演&教育講演会】

2009年06月16日 | Weblog


 6月6日に岩倉市の小学校で行った 学校保健委員会&PTA教育講演会の感想が届きました。

 【テーマ:やる気を生み出す脳とコトバの使い方】

 子どもたちに40分 保護者向けに30分の短い講演でしたが、みなさんがとても熱心に聞いてくださいました。小学生に脳のお話し、理解してくれるかなと思っていましたが、子どもたちは「楽しく学べた」と言ってくれました。

 保護者の方からは、「もう一度桑原先生を呼んで話をしてほしい」と、行ってくださいました。

 以下に感想の一部を紹介します。

≪子どもたちの感想≫

○今日のお話で、悪い言葉は、自分のためにならないということを知りました。なぜなら、脳は、他人と自分の区別がつかないから、悪い言葉を他人に言っても、自分に言っているように悪いからです。そして、自分は「なぜ」じゃなくて、プラスの問いかけをすれば、気分がよくなるということもわかりました。また、日常のコミュニケーションでも自分と相手の思っていることがずれていたりするので、丁寧にはなさなければいけないなぁと思いました。やる気を出せば、最強の自分=2万倍のパワーにもなるのでやる気はすごいなと思いました。

○ことばにはエネルギーがあることは初めて知りました。私は今まで人が傷つくようなことばをしらないうちに使っていたと思います。でも、これからは、使うことばをよく考えて使いたいと思いました。また、自分への問いかけでは、いつでも未来を考えて問いかけていきたいと思いました。人にぶつけることばは、自分にぶつけていることをちゃんと理解していきたいと思います。

○今日の講演会は、ゲームなどがあってすごくすごく楽しかったです。脳はいろいろな力があって、昔のことも覚えているんだなと知ってびっくりしました。私もいやなことばをいわれたことがたくさんあるし、自分も言ってしまったことがあるので、気をつけたいです。ゲームの時も水野先生が言った言葉が、梅田先生が聴いた言葉とぜんぜんちがっていてびっくりしたのと面白かったです。また、桑原先生のお話を聞くことができたらいいです。

○最初、桑原先生を見たら、怖そうな先生だと思ったけど、話を聞いていたら、面白かったので、この人なら話をきちんと聴けそうだと思いました。音だけでイメージが変わることもわかりました。ことばは、私たちが思っている以上にエネルギーがあり、人の悪口ばっかり言ったり書いたりしているといつまでも心が満足しないことがわかりました。

○ことばって、ほんとにささいなひとことで、人を傷つけたり 喜ばせた例することができるということがわかりました。いつも仲良くしてくれる友達とかでも、何か怒っていて何が原因かわからなくて、そういう時っていつもと違う傷つき方をします。大切に思っている友達に「うざい」といわれると「何でそこまで言われるの」って思ってしまって本当に「人を喜ばせることば」「傷つけることば」は、違いが大きいって感じる。先生が、「あなたが幸せになることは、みんなが幸せになること みんなが幸せになることは穴が他幸せになること」って、なんか見ているだけで立ち直れるような気がして、このことばは一生忘れません。

○やる気がある時とない時と体が違うと聞いて驚きました。やる気があるだけで動きが違うんだなぁと思いました。最強の自分は20000倍の力が出るんだから、きっとずいぶん違うんだと思った。

○桑原先生の話を聞いて、人それぞれ、こんなにイメージが文字だけで変わってしまうなんて思ってもいなかったのでびっくりした。他にも、文字だけじゃなく音でもイメージが大きく変わってしまったりしてびっくりした。そして脳の使い方だけで、人生まで変わってしまう

なんてびっくりして、先生の話でびっくりばかりしました。それに、脳は、空白やわからないことを嫌い、必死で考えてしまうことは、今までも何度か会ったけど、自分で自分に1日に5万回もしているのは気付きませんでした。ぼくは、これからは、犯人探しや過去の失敗を責めずに失敗から学んだことなどを考えていこうと思います。

○今日、学んだことは、ことばだけでは、自分が思っていることをそのまま伝えることはできないということと、自分が言った言葉は自分が一番よく聞いているということです。私は、友達に、言っていることがなかなか伝わらなくて汚い言葉を使ったことがあります。でも、自分の心は、ずっとむかむかしていて、すっきりしなかったです。今日、桑原先生の話をきいて、すっきりしなかったのは。自分の脳や心が聴いていたからなのかもしれません。これから、私は、自分が聴いてい嫌な言葉はなるべく言わないようにします。

○私はこれから、やる気が出ることばを使いたいと思いました。過去のことより、未来に目を向けたいと思いました。

○桑原先生の話を聞いて、人が感じている創造していることは、違うとわかりました。脳の奥のほうでやる気ができていることがわかりました。学校生活の中で、ちくちくことばを使ってしまいます。それは、自分を苦しめていることを知りませんでした。

○自分が言っている言葉が相手によって違う受け取り方をしていることを初めて知りました。私は、傷つけることばを言わないように気をつけています。でも、こういうことを脳が感じていることを初めて知りました。

○今日はとても楽しかったです。お母さんに脳の話を聞いても全く何にもわからなかったけど、桑原先生の話はとてもわかりやすくて楽しかったです。また、「コミュニケーションを分析しよう」では、全く違う絵で笑えてしまいました。ことばの使い方で友達との関係もうまくいかなくなるとわかったので、気をつけたいです。

≪保護者の方の感想≫

◆とても興味深いお話で、すっかり引き込まれてしまいました。予定の時間では、何だか物足りないほどでした。もっともっと詳しくお話を聞きたいと思いました。子どもの話を肯定しながら「聴く」…難しいなと思いつつ、先生もおっしゃっていましたが、自分自身を肯定されてこなかったなといまさらながらに感じています。負の連鎖ですが、断ち切るというのはなかなか困難であると実感しています。「子どもの幸福の前に まずお母さんが幸せになって」という先生の言葉に思わず涙が出そうになりました。

◆いつも自分がほめられていることなど感じられません。そんな毎日の中で、人に厳しいことばかりをいっていたのかもしれません。ということは、自分にも浴びせていたということを考えると、自分に対して自分にダメージを与え、いらいらを募らせていたのかもしれません。子どもたちに対しても、パートナーに対しても、家族や職場に対しても・・・気をつけたいと思います。

◆大変興味深いお話でした。子どももわかりやすかったのではないでしょうか?しかし、親向けの講演の時間が30分というのはあまりに中途半端な時間なのが気になりました。3学期には、この続編をお聞きしたいと思いました。今回の保護者の参加も大変多かったように思います。参加した保護者が継続した内容なら「ぜひ今度も」と感じているのではないかと思いました。

◆こどもへの問いかけや周囲の方々とのかかわり方を、改めて考えさせられました。相互理解の難しさは、日ごろから念頭にありましたが、脳に自他の区別がないという話は、すごく納得するものがあり、驚いたことに、(ゲームで)相手がわざと無視しいているとわかっているのにもかかわらず、少し傷つくのを感じました。周囲やこどものためというのではなく、自分が関係していくところによい影響を及ぼしていけるような人間になりたい再認識しました。ありがとうございました。

◆子どもとの接し方を省みるよい機会となりました。子どもに注意する時の接し方は、自分の中で何に基づいているのか・・・と考えると自分が子どもの頃に、親が自分にとった態度ではないかと思う。ついつい感情的になってしまうのも、自分自身の幼児体験からくるものなのかもしれない。無意識のうちにそうしているような気がする。これを機に、子どもへの接し方を改めたいと思う。人格、価値観を認めつつ、能力。行動。環境といったものをしっかり見極められるよう親としても成長しなければと考えさせられました。

◆自分が言ったり、話したりすることばや文字は、自分の耳と脳が聴いている、という言葉を聞いて、考えたことがなかったなと思いました。普段何気なく言葉を発しているけれど、ひとことひとこと、丁寧に子どもにも接して伝えていきたいと思いました。

◆話を聞くことは、相手の存在を承認すること・・・よく家事をしながら、子どもの話を聞いてしまうのですが、チャンと目を見て、ゆっくりと話を聞きたいと思いました。

◆先生の養護教諭としての実体験をもとにされたお話は、大変興味深いものでした。印象深いのは、「ありがとう」の反対語が「当たり前」というもの。親の私自身、子どもが親のそばにいるのが当たり前、の感覚。私たちのもとに生まれてきてくれたことへの感謝がたりない。・・・「話を聞いてあげることで、その子の居場所を作る」ということも、ここに居場所があって「当たり前」になっています。今のちいさなうちでも、きちんと話を聞いてあげなくてはと反省しています。今日、息子が試合に行き、結果はよくありませんでしたが、先生の話を思い出し、今まで、過去と原因探しばかりで「なんで?」ばかりの私でしたが、「解決と未来」の話をして、息子が自分の力で次の課題を見つけることができました。次の試合で、結果が出るかどうかわかりませんが、課題に向かって努力ができればステップアップだと思います。

◆子どもが小さいころより、ずっと悩みが多くなっています。いつも子供を怒ってばかり。過去と原因にしか目が向いていない母親です。今日のお話は、自分のことのようでした。脳の視点から聴くお話も新鮮でした。実践する難しさはあると思いますが、。何か一つでも、心にとめて改めてみようと思います。

◆5,6年生には難しい話だったかなと思いましたが、帰宅した子どもに感想を聞いたら「わかりやすくておもしろかった」と言っていました。聴いた通りには、先生たちでさえ伝わらなかったゲームは、特におもしろかったそうです。興味深い内容でした。桑原先生が同じ母親としての視点だったので、共感できました。

◆今日はとても良いお話をありがとうございました。内容がわかりやすく、ゲームを取り入れるなど、先生のお話しはとても楽しく、とても奥深くて感動しました。子どもと向き合うことは、大変なところもありますが、何といってもわが子ですから、かわいいですね。お互いの感情をぶつけ合っていながらも、その先に先生がおっしゃったことを考えながら、接していきたいと思います。

◆成功している人は、勉強ができる人や成績がいい人だけでなく、脳の使い方がうまい人だと聞いて安心しました。子どもたちにも話してみんなで幸せになりたいなと思いました。メールのことは、私も同感です。今の子は、メールで話を済ませて、直接目を合わせて話すことが少なくなってきているので、コミュニケーション不足で問題が多くなるのだと思います。まず、家族で解決できなくなってしまうと思います。家族でいろいろ話ができる関係を作っていきたいと思います。












 


最新の画像もっと見る