姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

私たちは 実は何も見ていない

2010年10月15日 | 講演・研修・講座・セミナー

【2010年の記事】



 なーんてタイトルを書くと なんか重い感じですが

 つまり 

 私たちは、目という感覚器を使って 視覚情報として 脳に取り入れられるものはかなりの情報量(=1次情報) しかし、意識が認識できるのはごくわずかのものです。

 1次情報から自分が見たいものを無意識に(いや無意識の意図をもって) 選択し 認識しています。

 大げさにいえば 思い込んでいるもの 先入観 ビリーフ 価値観 物事へのイメージ・・・ そんなものがフィルターとなって 認識するものを選別しています。もちろん無意識に・・・


 文章で書くと ややこしいし 知識としての情報になりがちですが


 私の講座や講演では、

 こうした知識も できるだけ 

 いろんなゲームやワークで 知識を 体感してもらっています。



 たとえば、
 
 今、私がほしいものは NOAH という車なんですが

 今まで気にならなかったのに 急に NOAHが車道をたくさん走っているくらい この車を見るんです。



 それは、NOAHが本当に増えたのではなく

 私の意識がそこに焦点を当てているから

 無意識がサーチして、 それを発見するのです。



 これが 誰か特定の人に対しては

 この人、いい人!と思いこんでいると やることがみんないい意味付けになる。

 結果、「やはりいい人」と、その思い込みをさらにつよくする

 この状態では、もし その人が いい人とはいえないことをしたとしても、

 自分が思い込んだように 解釈しようとします。



 逆に 「うちの子、ほんとにダメな子」なんて 思って相手を見ていると

 1次情報では、見えているはずの良いことも、フィルターによって認識できず、

 見えたとしても「ダメな子」と信じているその価値観に 合わせるような「解釈」をして、やはり「ほら、やっぱりね」と 思い込みを強くする



 これが 人間

 これが 脳のトリック

 自分自身に対しては もっと強烈な事をしてしまいます。



 自分で作った制限で 自分のイメージを決めてしまうと

 そのとおりになるように できることまで できないようにふるまってしまう。

 もちろん 無意識の領域で

(意識では もっとうまくやりたいと思っています)


 自分が自分だと思っていることも

 あの出来事は ●●だった という記憶も

 △△さんはこういう人が という思い込みも

 自分が 見たいように 見た結果


 事実そのものを見るって とっても難しいです。

 そのためには、脳にはこんなトリックを起こす仕組みがあることを知ったり、

 何かを見るとき、判断するときは、

 自分自身の先入観や価値観を わきにおいて

 まさに中庸の状態で

 ものごとを「観る」 必要があります。

 
 こんな脳の仕組みを ゲーム、ワークで知って

 自分自身の可能性、人との関係、自分自身の本来の力を引き出す方法を

 学んでみませんか?

 

 保健室コーチングは、単に対人支援のスキルを学ぶだけではなく、

 子どもたちへのエンパワーメントのことばがけ、

 苦手な人間関係の克服の方法

 専門職としての自信を取り戻すための自己管理法

 

 などなど 人生そのものを豊かにするためのメソッドです。


  http://heart-muscle.com/coaching/

 

 


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