三十路毒男の明るい生活(今は五十路既男)

昔(毒男):釣り、海外旅行、買い物、料理を中心に綴った。
今(既男):コロナ禍3年間の駐在を終えて日本へ帰国。

夏が旬 「アコウのあら煮」で一杯

2006-07-08 | 料理
 急ぎの実験が入ってしまったため、今週は久しぶりに首にタイマーをぶら下げて実験室で仮眠。モノを仕込んでから廻しっ放しに出来ない実験なので(段階昇温+反応追跡サンプリング)、分割払いの睡眠がつらかった・・・。本日はそんなとんでもない仕事から一時的に現実逃避。久々にのんびりと寛いでいる。

 気分転換の英会話を終え、いつもどおり高島屋の食料品売り場で食材探索。会社のカロリー重視の脂っこい残業飯が続いていたので、和食が恋しい。

 鮮魚コーナーでええ奴を発見。

 それは「アコウのあら」だ。

 関東地方の人間にはなじみの無い魚であるが、関西では高級魚として有名(若い子は知らないと思うけど)。ハタ科の魚で「クエ」の親戚。標準和名は「キジハタ」で夏が旬。こいつの煮付けが大好きなのですかさず購入。一匹丸ごと買ったらええお値段だけど、あらなので激安。頭+カマ+卵で僅か500円。

 帰宅して早速、あらに粗塩を振って、放置している間にお湯を沸かす。その中に放り込んで、表面をさっと白くした後に流しに置いたざるに流し込んで水洗。これで魚の臭みはとれる。

 あらと切れ目を入れた卵を鍋に加え、そこに醤油とみりんと酒と梅干を適当に放り込む。更に水を加え落し蓋をしてぐつぐつ煮込む。途中で付け合せの「万願寺とうがらし」も放り込む。約20分ほどで完成。 



 早速焼酎で一杯。身がプリプリで弾ける様な感じ。煮つけにすると身がしまるので、この特徴が更に冴え渡る。頬の肉が絶品だ。ゼラチン質の多い厚みのある皮の部分もプリプリしていておいしい。ただし、こいつはあらの部分なので鱗落としが甘く、そのままではいまいち食感が悪い。丁寧にお箸で鱗を除去して口に放り込む。あー旨い!これを食べたら他の白身魚の煮つけは食べられないよ。

 あとはシンプルに

「三つ葉と油揚げのお浸し」



「お豆腐」



先週覚えた「焼き万願寺とうがらし」でおしまい。



 久々に寛いでいー感じだった。

 明日は日曜なのにまた出勤。24時間以上の合成実験を横2バッチ(実験終了後の洗い物が面倒だ・・・)。お帰りは来週の月曜か火曜になりそう。そんなわけでお風呂セットと着替えセットと食料を余分に持っていかなくては・・・。あー行きたくない・・・。このままだと来週の三連休も出勤になりそう。誕生日なのに・・・(実はJALの特典航空券で広州旅行を計画していた)。