三十路毒男の明るい生活(今は五十路既男)

昔(毒男):釣り、海外旅行、買い物、料理を中心に綴った。
今(既男):コロナ禍3年間の駐在を終えて日本へ帰国。

笠甫の夜釣り+口和深の昼釣り

2006-11-05 | 釣り
 11/4(土)は会社の磯釣りクラブの大会。時期的にはイガミ(舞鯛)狙いが堅そうだけど、あまりにもおっさん臭い釣りなので却下。結局のところ普通にグレ狙いに決定。釣行先はネットで情報収集した結果、どこも大差が無さそうなので自分と相性の良い口和深に決定。しかしながら昼釣りのためだけに、紀南まで遠征(といっても3時間のドライブだけど)するのは勿体無いので、前日に笠甫の地磯での夜釣りを追加。

1.笠甫の地磯で夜釣り
 満潮が夕方なので夜釣りにもかかわらず、現地には11:30AM到着。この時間帯はまともなものが釣れないので、他人の釣りをチェック。餌木でのアオリイカ狙いが多いが、全く釣れていない。こんな状況では見ていても仕方ないので、ビールで弁当を流し込んで、磯の上で昼寝(傍から見ると磯の上に死体が転がっているように見える・・・)。

 陽の沈みかかってきた頃から釣り開始。この時間帯ならグレが来るかもしれない。グレ狙いの軽い仕掛けを放り込むたびに当たりがあるけど、かかってくるのは全て木っ端尾長グレ。大きいのでも僅か20cm。全てお帰り願う。

 完全に陽が落ちてから、仕掛けを夜釣り用の極太に変更。フカセでの大物(コロダイ・フエフキダイ等)狙いなので、いつもこんな仕掛けを使っている。

 ・3号のフカセ竿(重い)
 ・PE5号を巻いた中型のレバーブレーキリール(グレ狙いのを転用)
 ・7号のハリス+ヒラマサ針9号(軸が太く、伸ばされ難いので好い)

 ちなみにこんな仕掛けでも、僅か30cmのグレやイサギがきちんと釣れる。

 餌は何が来てもいいのでオキアミ。原油高騰と資源枯渇による最近の値上げが恨めしい。

 仕掛けを放り込むと当たりはあるものの、釣れるのは夜釣りの餌取りの定番、ネンブツダイアカマツカサミナミハタンポ。いい加減飽きてきた夜8:00。綺麗に浮きが沈みこむ。合わせを入れると、餌取りよりは重い手ごたえ。しかしながら、夜釣り用の極太仕掛けなのであっけなく抜き揚げ。釣れたのはイサギ31cm。まともな魚なのでこいつはキープ。しかし、小さい・・・。

  痩せてるなあ・・・。
 
 ちなみにこの魚、関西ではイサギと濁るけど、関東ではイサキと濁らない。

 この後は餌取り以外何も無く、飽きてきたので23:30納竿。

2.口和深の昼釣り
 夜釣りの後は日置川の道の駅に車を止め、一杯飲んでから就寝。流石に11月。ブランケット一枚では寒かった。寝袋を持って来るべきだった。朝5時に起きて口和深の谷口渡船へ。グレのシーズンにはまだまだ早いので、客が少ない。そんなわけでシーズンには渡礁困難な三ツ石の一つ、中の三ツ石にらくらく渡礁。

 中の三ツ石からみた平床。潮が高いと波を被るので、結構大変。中の三ツ石の方が高さがあるので、大潮の際も安心感がある。
 
 早速、コマセを撒いて釣り開始。水温がまだまだ高く、餌取りの活性が高い。チョウチョウウオの大群に磯全体が囲まれているかのようだ。ボイルのオキアミであるものの、磯際ではあっという間に取られてしまう。そこで沖狙いに変更。しかし、沖はダツが海水浴。仕掛けを放り込んでしばらくすると、浮きが真横に走っていく。ダツが勝手にかかって、海面すれすれを疾走して行くのだ。大してパワーは無いのであっさりあがって来るのだが、釣れて来るのはどいつも70-80cm。抜きあげるには重過ぎ。竿が折れては困るので、玉網で掬って針を外して海にお帰りを願うこと数回。

 ここでまともな釣りは諦めて、大会の検量用に三の字(ニザダイ)狙いに変更。仕掛けを重くして、餌取りを避けて底狙い。狙い通りすぐにヒット。35cmの三の字。ここで根気が切れて12:30に磯から撤収し、車内で検量時間まで仮眠。

 結局のところ、クラブの大会は2位入賞で賞金4000円獲得。

 非常に疲れた2日間であった。