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2019 4/21の拝観報告(宗徧流 全国流祖忌 南禅寺)
写真は、不識庵。
さて日曜日です。
この日は朝から南禅寺で宗徧流の全国流祖忌がありました。
先日も述べたように、こちらは本来門弟に限定された会でした。
そこで宗徧流の京都支部の方に連絡したところ、まずは前日の長徳寺茶会を案内して下さいました。
さらに3月の南禅寺の写経会には来られますか?と聞かれたので、これは「顔を見て頂くチャンスだ」と思い、参加しお話させて頂きました。
そりゃ、どんな人かも分からなければ、呼ぶことなんて出来ないのはよくわかりますし。
すると後日、「他にも他流の方からの参加希望があったので、この際お受けしようと思います」と連絡がありました。
よかったです。アウトな人ではなかったようですw
宗徧流の京都支部の方とは何度かやり取りしましたが、非常に細かいことにも気を使って頂きましたし、懐の深い優しい方なんだなという印象を強く持ちました。
9:15に龍渕閣の受付で集合。
こちらからはfrippertronicsさん、京loveさん、桜さんと僕が参加。
さらにいろいろ不都合があってはということで、お2人流派の方が付いて下さいました。
薄茶席、濃茶席、力囲席と点心席で15000円。
女性は全員お着物でした。
龍渕閣に入って荷物を置き、お茶室にはすべてここから向かいます。
まずは10:00から濃茶席が方丈庭園内の不識庵で。
お茶室内のことなどは、本編に追記しています。
こちらの席はお道具にこだわっておられました。
寄付では俵屋宗達が下絵を描いた、前田家伝来の五雲扇子が。
お釜を吊る鎖が500年前のもので耐久性が不確かだから、吊っているように見せて下で支えているとか。
また席主の先生が、「師匠からの教えを愚直に守ってきたら、今になってその意味が分かる」といったお話も興味深かったです。
そして次に空いた時間で龍渕閣1階の力囲席へ。
この後は少し待ち時間もありましたが、12:00から窮心亭で薄茶席。
拝観でも使う廊下からお庭に降りて入りました。
8畳間ですが、こちらに20名以上入ったのでキチキチでしたが、それはそれでお互い心配りをしながらの席で楽しかったです。
12:30頃にこちらを出て、最後は南禅寺会館で瓢亭の点心でした。
宗徧流から同行して頂いた方が、非常に要領よく席を確保して下さったり、ややもすると男性にお鉢が回って来る正客を巧みにかわして下さいました。
本当に色々助けて下さいました。
その辺りも京都支部の先生のお心遣いだったんだと思いました。
本当にお世話になりました。
宗徧流のお茶席も楽しかったし、不識庵と窮心亭にも入れたし、瓢亭の点心も美味しかったしw
非常に満足して、13:15頃に南禅寺を出て帰宅しました。
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