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2024 10/5の拝観報告1(八清 町屋見学会)

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写真は、主屋の客間。

10月になりましたが、今年はまだ暑いです。
第1週の土曜日です。
この日は夕方に予約が1件あり、その他はこの日やこの週末の予約不要な特別公開をまわりました。

さて最初です。
9:00にまずは車で2寺院に向かい、今後の拝観の事務仕事をしています。
そして9:40頃に一旦帰宅し、シェアサイクルで向ったのが、京都御苑の西、武者小路千家の近くにある八清の町屋見学会です。

アマ会の桜さんから結構直前に情報が入りました。
こちらの町家は大塀造で、手前の主屋の方は明治37年、奥の離れの方は昭和4年の建築です。
結構最近まで住まれており、一部はかなりリノベーションされています。
そして今回八清を経て、今後はまたセカンドハウス的にこちらに住まれる方が出て来られたので、それまでの間に内部が10:00から公開されました。

なので恐らく内部の拝見は今回が最初で最後。
また今後住まれるので、本編は書いていません。

ざっくりの構造は主屋は表側棟と奥に居住棟があり、その間を玄関棟がつないでいます。
そして居住棟に離れがあり、今は洋室で接続されています。

上の写真は表側棟の客間。
天袋の引手が三日月など、細かいところも凝っています。
前庭には後付けで納屋が右手に増設されています。

玄関棟の奥には中庭。
居住棟には洋間や板の間があり、これは後から改修されたものでしょう。

そしてまさに現在の居住用の洋間を経て、昭和4年の離れへ。
こちらの6畳の座敷には床の間や違い棚があります。
この2階に上がると屋根裏部屋ですが、ここで初めて見たものがありました。

      

これ分かりますか。
主に南禅寺別荘群の説明である、1階の軒を柱で支えずに「てこの原理」で屋根で支えるってやつです。
その1例だそうですが、こういう感じなんですね。
1階の軒の重さを2階の屋根の重さで支える。
初めて目の当たりにしたので、非常に興味深かったです。

10:30頃にこちらを出て、次へと向かいました。

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