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2024 10/14のおでかけ報告1(大阪松竹座 十月大歌舞伎 市川團十郎襲名披露 昼の部)

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写真は、2階ロビーの記念パネル。
3連休の最終日。
もう写真の通り、この日は大阪松竹座で十月大歌舞伎 市川團十郎襲名披露 昼の部でした。
普通、襲名披露公演は口上のある夜の部が人気ですが、昨年末の南座での襲名披露は夜に行ったこと。
また今度の昼の部がずっと観たかった鳴神だったので昼にしました。
鳴神は賀茂川源流の志明院が舞台で、京都検定で知ってからこの機会を待ってましたw
しかも今回は雷神不動北山櫻で、毛抜、鳴神、不動の通し狂言でした。
今回も一等席、とちり席こと7列目で観劇。
11:00からまずは毛抜。
團十郎が5役演じますが、序盤の早雲王子と安倍清行の早着替えも見所。
それに両者のキャラも全然違うので、演じる切り替えも見せ場ですね。
陽成天皇の兄の早雲王子は自らの悪行が原因で皇位につけずイライラ。
その邪魔をした鳴神上人を都から追放します。
今度はその鳴神上人がイジけて、龍神を志明院のある北山の滝壺に封じちゃう。
そしたら雨が降らず干ばつ。
都は大騒ぎ。
なんとかしようと、雨が降るお札を家宝に持つ小野家が頼まれます。
しかしその札、ボンクラ息子が手を出して妊娠させた女性に見捨てない証として渡しちゃってるんですよ。
それを悪者の石原(鴈治郎)が殺して奪っちゃう。
さて小野家。
小野家にはもう1つ問題があり、娘の錦の前が髪の毛が逆立つ奇病で嫁にいけないでいる。
それを粂寺弾正(團十郎)が解決します。
鉄の毛抜と鉄の小刀は宙に浮く。
一方で真鍮のキセルは反応がない。
錦の前の髪には鉄の笄が、ってことで天井を槍で突いて大きな磁石を持った不審者を捕縛。
これが石原らの一味であり、お札も取り戻し、奇病も治ってめだたしめでたし。
話の筋が理解できていればテンポもよくて楽しいお話です。
悪役の右團次さんもカッコよかった。
鴈治郎さんと扇雀さん、そして梅玉さんもチョイ役で華を添えました。
12:20に終了。
ここで即座に下に降ります。

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写真は、はり重のすき焼き弁当 2,160円とビフカツサンド 2,916円。
お昼は事前にTELで予約し、入館前に会計をしているはり重。
大阪松竹座の隣にあるお肉のお店。
今回はこの風習に乗っかろうと。
ビフカツサンド、ヤバいです。
メッチャ肉で、美味しい~~。
そりゃ冷めたらイヤな方から戴きますよね。
すき焼き弁当も美味しかったですが、やはり2つはちょっと多かったですね。
幕間30分しかないし。
女性の方はすき焼き弁当が多かったですね。
さて12:50からはお待ちかねの鳴神。
小野家のお札を取り戻したものの、神泉苑の池の水に付けて念じないと効果がないけど、肝心の神泉苑が枯れてるから効果がなかったというお些末さw
そこで龍神を開放すべく、宮廷一の美女、雲の絶間姫(雀右衛門)が鳴神上人(團十郎)のもとへ乗り出します。
雲の絶間姫が亡き夫の話をする際に川を渡るシーンを再現しますが、その際に見えた御み足に鳴神上人もドッキリ♡
次は弟子になるため剃髪すると言いますが、その準備のため2人の弟子がいなくなり2人きりになると、今度は雲の絶間姫は体調不良を訴えます。
介抱するうち鳴神上人は初めて女性の胸に触れ、ノックアウトw
夫婦の盃を交わすことで上人を酔いつぶし、滝に張られた注連縄を切ります。
封印が解かれた竜神は天にかけ昇り、即座に大雨が降ります。
雲の絶間姫が逃げた後、隈取に化粧直しをして、激怒した上人は六法を踏みながら花道へ。
次は花道で町人の話。
「鳴神上人は粂寺弾正に討たれた」とナレ死w
最後は計画がすべて破綻して憤懣やる方のない早雲王子(團十郎)。
朱雀門を舞台に大立ち回り。
ここが1番の見せ場。
打ち上げ花火のように畳み掛ける荒事。
ハシゴから楼上に登った時は楼門五三桐の五右衛門を思わせる演出も。
これはちょっと感激しました。
まさに成田屋!って。
そして天からの声(不動明王)に早雲王子も退治されます。
最後の幕は真っ赤な不動明王。
空中浮遊して14:10に終了。

これは舞台の幕間で出て来た記念の垂れ幕を、帰りにもう1度出してくれました。
中央は勧進帳ですねw
期待以上に楽しい舞台でしたし、鳴神が初めて観れてよかったです。
14:15頃に松竹座を出て、地下鉄で梅田へ。
梅田からは14:50発の阪急のPRiVACEで京都へ帰りました。
まだこの日は終わりではありません。
最後になにか忘れていませんか?ってね。
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2024 10/13の拝観報告4 最終(伏見航路復活記念体験クルーズ(エキストラ募集) 伏見→背割堤)

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写真は、三十石船からの景色。
伏見夢百衆を出て、長建寺の前を通過し、中書島駅の方面に向かいます。
外環状線の手前の伏見港公園を通り抜け(初めて入りました)、外環状線の高架下をくぐり、15:00頃にやって来たのが三栖閘門にある伏見港です。
この日は15:30から伏見航路復活記念体験クルーズのエキストラ募集での乗船(無料)でした。
以前から歴史で淀川を遡上して大阪から伏見まで、江戸時代は船便があったと勉強しました。
僕の性格です、行きたい。
少なくとも京都府内の航路は。
その一部が三十石船や十石船です。
桜の頃はきれいでした。
これらの船は三栖閘門止まりなので、今回はこの先です。
まず先に無料のエキストラ募集を先着でしているのを、アマ会のあきさらささんから伺いました。
有料の方もあったのですが、結果的にそちらは抽選でしかももう少し早い時間。
こちらはもうこの日最後の時間でしたので、逆に予定が組みやすかったです。
乗船したのは30名ほど。
アマ会のfrippertconiusさんが一緒でした。
船内では案内の方が航路に沿って、いろいろなお話をして下さいました。
先に上りの背割→伏見の便が来て、その船で逆に下って背割に向かいましたが、往路は1時間20分、復路は下りなので40分でしたね。
16:20頃に到着し、この日はこれで帰宅しました。
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