京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
慈徳院 与謝野町
写真は、境内の紅葉
慈徳院は与謝野町にある臨済宗寺院で、秋は紅葉がきれいです。
アクセス
京都市内から京都縦貫道を走り、北の端である“与謝天橋立IC”で降ります。
与謝天橋立ICを出て国道176号線を左折し、約18km進んだ石川の交差点で国道176号線へと左折します。
さらに約1.7km先、亀山の交差点を超えた先の案内板のある左側道に進みます。
約750mでY字路になるので、これを左へ。
さらに約1.3km進んだ左手に慈徳院の石段があります。
駐車場は右手です。
石垣に挟まれた石段の上が境内ですが、新たな本堂は背後、道を挟んで右手後方にあります。
境内の左手に庫裏、右手前に鐘楼があり、正面中央は広場になっています。
元の本堂はここにあったそうです。
この広場の奥の庭園に600本の紅葉があります。
11月中はライトアップ、11月中旬の土日にはもみじまつりも開催しておられます。
その際には右手の石段を登った裏山の紅葉もきれいですし、そこからの与謝野町の眺めもきれいです。
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岩王寺 綾部
写真は、庫裏(左奥)、本堂(中央)、仁王門(右手前)
岩王寺(しゃくおうじ)は綾部の山中にある真言宗寺院です。
かつては硯石(岩王寺石)の名産地で、三筆の1人である嵯峨天皇も愛用したそうです。
アクセス
五条通を西へ進み、京都縦貫道に沓掛ICから乗ります。
約50分走り、綾部安国寺ICで降ります。
高速を降りると国道27号線とのT字路になるので、ここを右へ進みます。
国道27号線を約1.6km進み、梅迫駅を超えた先の左手に梅迫口の踏切があるので、これを渡ります。
渡ってすぐ増水のT字路を右に進み府道485号線へ。
さらに縦貫道の高架下をくぐって約870m進むと、道が細くなる交差点があります。
ここを左へ。約550m先で三叉路っぽくなるので、ここを1番手前で右の坂を上ります。
この坂を上った左手に境外仏堂の地蔵堂、右手に岩王神社があります。
ここから約150m先の最初の交差点を右折します。
さらに約500m先に岩王寺の案内板があるので、右折して山道を登ると右手に仁王門が見えてきます。
この前を通過した右手奥に駐車場があります。
石段の上に茅葺の仁王門があり、左右に金剛力士像がお祀りされています。
仁王門の後ろには茅葺の本堂、さらにその後ろには庫裏があります。
庫裏の前庭は、岩王寺石を使った枯山水庭園になっています。
また本堂の右手奥には鎮守社(熊野権現)があります。
事前に連絡をしておくと、堂内のお参りができます。
また8/15に近い日曜日には施餓鬼会があり、この際も本堂、庫裏、境外仏堂の地蔵堂も開扉されています。ただし11:00~12:00は法要です。
本堂の内陣中央には本尊の薬師如来像のお厨子がありますが、秘仏のため閉まっています。
左右には十二神将像がお祀りされています。
庫裏の内陣中央には札所本尊の如意輪観音像、右手には弘法大師像、左手には開山の空也小人像がお祀りされています。
境外仏堂の地蔵堂には、石仏の子安地蔵像がお祀りされていました。
またこちらが所蔵する本堂薬師如来の前机である髹漆卓(きゅうしつたく)は、重要文化財ですが、奈良国立博物館に寄託されています。
御開帳
2016年10/30~11/1まで33年ぶりに御開帳がありました。
初日の10:00~10:40までは大法要がありました。
本堂内陣中央のお厨子が開いており、中央に本尊の薬師如来坐像が、左右には日光・月光菩薩像がお祀りされていました。
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2018(平成30)年 第 54 回京都非公開文化財特別公開の速報
写真は、建仁寺 開山堂の楼門
猛暑の京都は祇園祭 先祭の真っ只中。
京の夏の旅も始まっています。
さて今回は
話は早くもbosunさまからコメントで教えていただいた秋の非公開文化財特別公開です。
bosunさま、教えて頂きありがとございました!
基本的な日程は、11/1(木)~11/11(日)の9:00~16:00です。
最近は直前の分析を行っていないので、今回分かっている範囲で個々にコメントもします。
分類の解説
頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ
拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ。ないしは寺宝の展示が追加される。
2:通常拝観では入れない一角が公開される、非公開の重文クラス以上の文化財が公開される
3:普段は全く拝観謝絶
A-1 上賀茂神社:いつもの本殿、権殿、高倉殿と寺宝。
A-1 北野天満宮:公開場所、公開寺宝の内容など不詳。
D-1 冷泉家:11/1~11/4の公開。秋のこの期間だけは毎年公開しています。
B-2 下鴨神社:いつもの本殿、大炊殿、神服殿。
A-2 白沙村荘:普段から公開はしていますが、地蔵菩薩立像(重文)、迦楼羅像や聖徳太子像は通常時は事前予約がないと拝観出来ません。
C-2 法然院:いつものように11/1~11/7の公開。
E-3 光雲寺 11/1は15:30まで、11/8は12:00~、11/9は拝観休止です。2010年ぐらいまでは春と秋に特別公開がありましたが、それ以降特別公開はほとんど見なくなりました。久しぶりの特別公開です。
E-3 大寧軒:2010年、2015年に特別公開がありました。こちらも数年ぶりです。
A-1 無鄰菴 こちらは受付が7:30~16:30です。通常から公開していますが、7:30~ですので9:00の前に行けそうですね。
C-3 知恩院 大方丈・小方丈:近年は春と秋に定期的に公開あり。
E-3 建仁寺 開山堂・浴室:最近では2013年の春に特別公開がありましたが、かなり久しぶりです。
E-3 建仁寺 久昌院:2017年の京の冬の旅で特別公開がありました。
D-2 六道珍皇寺:春と秋には密かに独自で特別公開していることが多いです。
D-2 西福寺:六道まいりがある毎年8/7~8/10は本堂内が公開されます。
D-2 妙法院:秋の特別公開は昨年途切れましたが、毎年5/14の五月会で毎年公開があります。本堂の龍図が、調子武音のものである可能性が高いと最近判明したのでタイムリーではあります。
B-3 東寺 五重塔 講堂:公開期間が10/27~11/11。今回も講堂内を1周出来ます。
C-2 石清水八幡宮:今回は本殿のみ。書院はないようです。
A-1 松花堂庭園・美術館:庭園は通常から公開しています。美術館の展示が変わるのでしょう。
今回は原点回帰というか、「本当の意味での初公開」がなくなりましたね。
最近は初公開=マニアックなところでしたので、あまりニーズが高くなかったのでしょうか。
過去に特別公開があったとはいえ、かなり久しぶりなのは光雲寺、大寧軒、建仁寺 開山堂あたりでしょうか。
またこの秋は大覚寺で戊戌開封法会が10/1~11/30まであり、嵯峨天皇宸翰勅封般若心経が特別公開されます。
こちらも注目ですが、今回の非公開文化財特別公開の開催エリアからは残念ながら遠いですね。
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元伊勢三社2 皇大神社 天岩戸神社
写真は、皇大神社 内宮
府道9号線沿いの駐車場から奥の参道に進みます。
突き当りを右折すると、表参道にあたる石段の下に付きます。
この石段の前の道を左手奥に進むとまっすぐに天岩戸神社に向かいます。
天岩戸神社参拝後の帰りは、こちらを使うのがおすすめです。
皇大神社 内宮
まずは表参道へ。
石段を登ります。
左クランクの途中に鳥居があります。
石段は緩やかですが、結構続きます。
石段が左斜めに折れます。
この左手の側道奥に御門神社(みかどじんじゃ)があり、直進した先が境内です。
石段を登った正面に社務所、左手に神楽殿があります。
社務所の左わきの道に出て、右折した先には天岩戸神社がありますが、これは後程。
まずは社務所の右手参道の奥、正面にある拝殿と本殿へ。
本殿の祭神は天照皇大神です。
本殿の左には栲機千々姫社(たくはたちぢひめのみことしゃ)が、右には天手力雄命社(あめのたぢからおのみことしゃ)があります。
またこの周囲を80の末社が取り囲んでいます。
本殿左手奥にはさざれ石や御若叡の森の御庭があります。
天岩戸神社
社務所左手の道を右折します。
すると視界が拡がり、日室岳と遙拝所があります。
さらに先に進むと下り坂から、T字路になります。
この右手の河原への階段を降りると天岩戸神社へ、左手の道を進むと表参道の下に戻ります。こちらはアップダウンがないので、帰りは是非こちらを使われるといいでしょう。
「天岩戸神社へ」と案内のある河原への階段を降ります。
途中に社務所と遙拝所があります。
さらに石段を降りると左手に宮川が流れ、その川岸を歩きます。
すぐ先の正面の巨大な石の上に、天岩戸神社の社殿があります。
社殿の近くに行くには、備え付けの鎖を掴んで巨石を登らなくてはいけません。
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元伊勢三社1 豊受大神社
写真は、豊受大神社 外宮
大江町にある元伊勢伝承がある神社で、外宮の豊受大神社、内宮の皇大神社と天岩戸神社の3社を指します。
アクセス
五条通(国道9号線)を西へ進み、沓掛ICから京都縦貫道に乗ります。
舞鶴大江ICで降ると府道533号線とのT字路になるので、これを右折します。
約600mで国道175号線とのT字路になるので、これを右折します。
ここから約8.5km進みます。
途中でトンネルを2つ越えて、最後は丹後鉄道の高架下をくぐり、橋を渡ります。
橋を渡って府道9号線へ右折します。
約1km進んだ先、最初の信号を右折した奥に外宮の豊受大神社があります。
さらに府道9号線を約2.5km進むと、道が細いY字路になります。
ここが内宮の皇大神社と天岩戸神社の駐車場です。
このYの付近の駐車場に駐車して、徒歩でまっすぐに参道を進んでもいいですし、もう600m程府道9号線を車で進んだ左手の駐車場に停めた方がより近いです。
豊受大神社 外宮
御祭神は農耕の神様、豊受大御神です。
石段下の右手に社務所があります。
石段を登った左手に境内が広がります。
石畳の参道を進むと、正面に拝殿、左に摂社の多賀神社、右に土之神社、拝殿の背後に加茅葺の本殿、本殿の左後方に月読宮、右後方に風之宮があります。
また37の末社がこれらを囲うように並んでいます。
元伊勢三社2へ
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竹野神社、丹後市立古代の里資料館
写真は、竹野神社の拝殿(左)と本殿(右)
竹野神社(たかのじんじゃ)は延喜式にも記載されている竹野郡(間人の近く)の神社です。
丹後市立古代の里資料館はその斜め向かいにあり、竹野神社も常設展示されています。
アクセス
五条通(国道9号線)を西へ進み、沓掛ICから京都縦貫道に乗ります。
2時間程度走り、終点の丹後大宮ICで降ります。
国道312号線をさらに北上し、長岡大橋の交差点で右折して国道482号線へ。
約2.3kmで国道482号線は右折します。
さらに1.7km道なりに進むと、矢田橋で再度国道482号線は右折します。
道なりに約10km国道482号線を進んだ三宅橋の交差点で、右手の府道75号線へ進みます。
ここからさらに府道75号線を約3km進んだ右手に竹野神社が、少し先の左手に丹後市立古代の里資料館があります。
竹野神社(たかのじんじゃ)
二ノ鳥居の手前左手のお宅で御朱印や由緒書きが頂けます。
参道を進むと二ノ鳥居があり、その奥に唐破風で檜皮葺の中門が見えます。
中門の右手には末社の門斎神社、左手には伊豆神社と稲荷神社が並んでいます。
中門をくぐると正面に拝殿、その奥に本殿、右手に摂社の斎宮神社(いつきのみやじんじゃ)があります。
中門、本殿と斎宮神社は京都府登録有形文化財です。
丹後市立古代の里資料館
階段を登って2階の入口へ。
入館料は300円です。右手から館内を1周します。
この辺りの古墳群から出土した土器や鉄器などが主に展示されています。
また竹野神社の銅鏡や、複製ですが等楽寺縁起一巻や斎明神縁起一巻など竹野神社の寺宝もこちらで拝見出来ます。
さらに麻呂子親王伝説の七体薬師如来の1つ、願興寺の薬師如来坐像がこちらに展示されています。
そして最後の部屋は特別展。
訪問時は「縁城寺の文化財」で、境内絵図、青面金剛像、請雨観音像、光明曼陀羅図などが展示されていました。
最後に館内から1階に降りて外に出ると、竪穴式住居や高床式倉庫などが復元されており、中に入ることも出来ます。
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見樹寺
写真は、本堂(左)と庫裏(右)
見樹寺(けんじゅじ)は西舞鶴にある浄土宗寺院です。
アクセス
舞鶴若狭自動車道の西舞鶴ICでおり、国道27号線を舞鶴市内へ進みます。
約4.5km進み、大手の交差点で国道175号線へ左折します。
大手から約780m先の西町の交差点で、左ヘアピンに曲がります。
約60m先の右手に、見樹寺の石段があります。
丹後田辺藩(舞鶴藩)は当初京極氏が藩主でしたが、1668年から明治維新までは譜代大名の牧野氏が藩主でした。
見樹寺は、その牧野氏の菩提寺でした。
まず表門への石段です。
石段の幅か広く、段の高さが高いものと低いものが交互になっており、少し登りにくいです。
しかしこれの方が馬には登りやすいので、そのようになっているそうです。
石段を登り表門を潜ります。
正面に本堂、右手に庫裏、境内の左手前に鐘楼、左手奥は墓地の山になっています。
本堂に入ると内陣中央の阿弥陀如来像、左右に観音勢至菩薩像がお祀りされていました。
また本堂の左手の小部屋に牧野氏歴代藩主の位牌がお祀りされていました。
本堂の右手に進むときれいな書院があります。
ここからの西舞鶴の港の眺めもきれいです。
また墓地に入り右手前方の山をぐんぐん登ると、頂上に第9代藩主 牧野 誠成(まきのたかしげ)とその妻である九鬼氏のお墓があります。
山頂にあるので西舞鶴の港がさらに一望できる絶景です。
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2018 7/7の拝観報告(京都国立近代美術館 横山大観展)
写真は、外観
この週の初めからの豪雨で西日本が大変な状況になりました。
7/7(土)はちょうどその雨が午後から止みかけてきたころでした。
京都国立近代美術館では6/8~7/22まで、横山大観展が開催されています。
前期と後期の2回や、生々流転の展示替え毎に3回行くほどの気合はなく(笑)、どこかで1回行くつもりでした。
ではいつにするか。
そこで僕が高校生からの思いが関連してきます。
僕は高校時代、日本史選択でした。
その高校の資料集の写真に、横山大観の作品の写真が載っていました。
それがすごく印象的で、横山大観という名前とともにずっと記憶に残っていました。
その作品こそが、屈原でした。
なので、行くならもう絶対に後期でした。
では後期7/3~7/22のどこにしようとなりますが、そこは無我や重文の瀟湘八景が7/3~7/8までですので、7/7or7/8の週末に決めました。
7/7は朝から雨。
午前中は長男くんの勉強の質問受けをしたり、長男の邪魔にならないように次男と遊んだりしていました。
昼食後の13:00過ぎに自宅を出て、13:35頃に京都国立近代美術館に着きました。
当日現地でシヲさんから柳谷観音楊谷寺の新しい由緒書きを頂きました。
ちょいちょい由緒書きがマイナーチェンジしていたりするので、既訪の寺院もたまには行かないといけませんね(笑)。
シヲさん、ありがとうございとうございました。
さて館内に入ります。
行かれた方はご存じでしょう。
入ってすぐにあるのが、
・屈原(嚴島神社 後期)
僕的には楽しみにしていた屈原がすぐにあったので、ほぼ出オチ!?の状況w
いや他にも素晴らしい作品があるので大丈夫です(笑)。
画の大きさは予想していたぐらい。
逆風に向かって仁王立ちの屈原。
表情といい迫力満点でした。
鳥が2羽描かれているのには、今回初めて気付きました。
いや、観れてよかったです。
・無我(東京国立博物館 7/3~7/8)
こちらも有名ですね。
期間が短いので、貴重です。
子供の表情がポイントですね。
・瀑布(ナイヤガラの滝・万里の長城)(佐野東石美術館 6/8~7/8)
たしかに金屏風にこの画題で描こうと思うのが奇抜ですね。
そしてまた・・・上手いのか分からないところもポイントです(笑)。
・山茶花と栗鼠(セゾン現代美術館 6/8~7/8)
解説にもありましたが、栗鼠の目ですね。
なにかもの言いたげな感じが愛らしいですね。
山茶花など植物の描写は、他の作品もきれいですね。
・瀟湘八景(重文 東京国立博物館 7/3~7/8)
瀟湘八景図というとお寺の襖絵を思い出しますよね。
遠景で山や海が霞んでみえているイメージ。
しかしこちらは8幅の掛け軸で、それぞれが近景で、しかもそれぞれのタッチで描かれていました。
・生々流転(重文 東京国立近代美術館 6/8~6/24、 6/26~7/8、 7/10~7/22)
下書きも展示されていましたが、構想から丁寧に計画して描かれたんでしょうね。
水の来し方、行く末を中心に1日の流れ、さらには四季が描かれていると。
今回は中1/3でしたが、確かに最初から最後まで順に眺めたくなる画ですね。
・群青富士(静岡県立美術館 後期)
大観はたくさん富士山を描いていますが、こちらは有名でしょう。
思い切った構図に色使い。
メチャクチャ印象に残ります。
恐らく「普通はこう」とか、そういうのどうでもいい人だったんでしょう。
常識から外れることに恐れがないと、芸術の世界では強いんでしょうね。
でも日常生活で隣にいたら、タイヘンそうですが(笑)。
14:45頃まで堪能して、帰宅しました。
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金剛心院
写真は、収蔵庫(左)と本堂(右)
金剛心院は宮津市 日置にある真言宗寺院で、本尊の愛染明王像(秘仏)と宝生如来像が重文です。
アクセス
国道9号線を西に進み、沓掛ICから京都縦貫道に乗り与謝天橋立ICで降ります。
降りると国道176号線とのT字路になり、ここを右折します。
するとすぐに国道178号線との左T字路になり、これを左折して国道178号線に進みます。
右手角の消防本部が目印です。
ここからひたすら直進、籠神社も越えます。
国道178号線を約10km走ると、左斜めに府道75号線が分岐する日置の交差点に差し掛かります。
これを左斜めの府道75号線に進みます。
左手の日置小学校を超え、約730m進むと前方の道が右にカーブします。
そのカーブする手前の左手に金剛心院の表門があります。
収蔵庫にお参りするには、事前に連絡をする必要があります。
まずは表門の鐘楼門の左手に勅使門があります。
鐘楼門を潜った正面に庫裏、左手前方に本堂、さらに左手に収蔵庫、右手には石仏の地蔵菩薩がお祀りされています。
この地蔵菩薩の石像は高石(たかいし)地蔵と呼ばれており、これより山中の高石寺(こうしゃくじ)にあったもので、宮津市指定の文化財です。
本堂に入ります。
本堂内陣のお厨子は閉まっています。
左脇檀には弘法大師像、右脇檀には中興開山の忍性上人像、本堂の右手には釈迦如来像がお祀りされています。
収蔵庫に入ります。
収蔵庫の中央に本尊で重文の愛染明王像のお厨子がありますが、秘仏のため非公開です(平成23年に御開帳)。
左手に重文の宝生如来像、お厨子の左右に阿吽の狛犬像、右手に青面金剛像、地蔵菩薩像がお祀りされていました。
また収蔵庫の右手には重文の六波羅探題制札がありました。
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桂林寺
写真は、本堂
桂林寺は西舞鶴にある曹洞宗寺院で、細川家から寄進された涅槃図、梵鐘や燈籠があります。
アクセス
舞鶴若狭自動車道の西舞鶴ICでおり、国道27号線を舞鶴市内へ進みます。
左斜めに商店街がある西舞鶴駅前の交差点を過ぎ、そこから約800m先、歩道橋をくぐった明倫小学校の向かいにある交差点を左折します。
途中で橋を渡って約450m先の突き当りを左折します。
さらに約100m進んだ右手に桂林寺の総門があります。
総門を過ぎて道なりに左に曲った左右に、桂林寺の駐車場があります。
石段を登り、総門をくぐります。
すると正面に大きな仁王門が現れます。
この右手には大きな桜があります。
さらに石段を登ると、正面に鐘楼門があります。
この鐘楼門の左手奥に鎮守社である朝代神社があり、その手前の右手に八角の燈籠(国重要美術品)があります。
鐘楼門をくぐると、左手に坐禅堂、正面に本堂、右手に庫裏があります。
本堂に入ると、正面の内陣中央に本尊の釈迦如来像、左手奥に達磨大師像、右手奥に大権修理菩薩像がお祀りされています。
本堂の背後には位牌堂が付属してるようです。
また本堂右手手前の部屋には府指定文化財の涅槃図が掛かっていました。
さらにその奥の部屋には、真新しい巨大な十一面観音がお祀りされていました。
そして本堂左手奥は虎の襖絵がある書院のようになっており、、外には池のある庭園がありました。
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鳥岩楼
写真は、外観
鳥岩楼(とりいわろう)は夜は水炊きのお店ですが、お昼は親子丼のランチをしておられます。
アクセス
最寄りのバス停は、今出川大宮と今出川浄福寺のちょうど間ぐらいです。
大宮通と浄福寺通の間にある信号のある交差点が今出川智恵光院で、ここを北に進みます。
今出川智恵光院から約100m、1つ目の信号を左折します。
左折して約30m先の左手に、鳥岩楼があります。
向い側は本隆寺の南門です。
町屋の店内に上がり、中庭を観ながら奥へと廊下を進み、奥の棟の2階に上がります。
2階は20名程が座れる座敷と、6畳ほどのお部屋があります。
テーブルは20cmぐらいと非常に低く、席は相席で詰めて座るように誘導されます。
メニューは親子丼(900円)1つだけですので、注文を取りには来られません。
座っていると順に運ばれてきます。
親子丼、鳥のスープとお漬物。
親子丼は玉子たっぷりで、鶏肉の弾力もいい感じです。
味は濃すぎず、薄すぎず、上品な味わいです。
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にこら 蕎麦屋
写真は、外観
にこらは堀川今出川の西側にある、ミシュラン1つ星のお蕎麦屋さんです。
アクセス
最寄りのバス停は、今出川大宮と今出川浄福寺のちょうど間ぐらいです。
大宮通と浄福寺通の間にある信号のある交差点が今出川智恵光院で、ここを北に進みます。
今出川智恵光院から約150m、1つ目の信号を越えた左手に、にこらがあります。
さらに先には本隆寺があります。
町屋を改装した店内は1階が4人掛けのテーブルが3席と、カウンターが7人。
2階席もあるようです。
食事の撮影は可能ですが、店内は他人が写る可能性があるからでしょう撮影不可と書かれています。
メニューはお蕎麦はもちろん、それに野菜の天ぷらや煮穴子の天ぷらが付いたものや一品料理もあります。
ランチではおそばとお料理3品のセットもあります。
おそばは厳選したそばを、いい状態で保存し、使うその日に石臼で引かれます。
それを手打ちにした十割そばです。
見た目からツルツルではないので、十割そばだなと分かります。
食感がもちもちで、そばの風味がお口に拡がります。
とても美味しかったです。
こだわりの十割そばですのでとても美味しいですが、その分お高めです。
おそばのみで980円。
ランチのおそば+お料理3品でも2160円しますが、おそば好きなら納得出来るのではないでしょうか。
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黄桜カッパカントリー(伏見散策7)
写真は、
黄桜は松本酒造から独立した伏見の酒造メーカーで、伏見に黄桜カッパカントリーというお土産物や資料館のある施設があります。
またこちらからバスで移動し、伏水蔵(ふしみぐら)という工場見学も出来ます。
アクセス
京阪電車の中書島駅で下車し改札を出て1番右の道に進みます。
左手にファミリーマートを通過し、4つ目の交差点(突き当たる1つ手前)で右折します。
すると宇治川派流に突き当たります。この左手角に長建寺があり、ここを右に進みます。
宇治川派流に架かる橋を渡り、約280m進んだ左T字路を左折します。
ここから約125m進んだ道の両方に黄桜カッパカントリーがあります。
道の左手には黄桜記念館があり、製品のラインナップや酒造りの簡単な資料が展示されています。
道の右手の奥には広場があり、有料でお酒やおつまみが楽しめます。
また春には鬱金桜(うこんさくら)という淡黄色の黄桜が咲きます。
左手には河童資料館、右手にはお土産物屋の黄桜商店があります。
黄桜商店の奥にはレストランもあり、食事が出来ます。
ランチでは1620円の酒蔵弁当や2000円の右近弁当などがあります。
また黄桜記念館を突き抜けると駐車場があります。
ここから10:45~14:45まで1時間毎に、国道1号線の近くにある伏水蔵への直通バスが出ています。
伏水蔵
玄関から入り、まずは2階に上がり、ガイダンスシアターで酒造り概要のDVDを観ます。
その後は、エレベーターで5階へ。
5階には酒造りの説明や、商品のラインナップを紹介する展示があります。
そして廊下を移動し、吟醸蔵をガラス越しに見学出来ます。
4階はビールのフロア。
地ビール全般の紹介と、黄桜のビール製品の紹介。
さらに廊下を移動して、ビール充填ラインを見学します。
3階は黄桜の会社の歴史や、過去のCMの動画などが展示されています。
2階に戻り、ガイダンスシアターはスルーして、地ビール醸造所をガラス越しに見学します。
最奥にはショップと有料の試飲、レストランがあります。
レストランには1500円、2500円、3000円のお弁当の他、一品ものもあります。
あとは1階に降りて終了です。
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月桂冠大倉記念館(伏見散策6)
写真は、外観
月桂冠は伏見にある酒蔵で、1637年に初代大倉治右衛門が開業。
月桂冠大倉記念館は1982年に酒造りの資料館として開設されました。
アクセス
京阪電車の中書島駅で下車し改札を出て1番右の道に進みます。
左手にファミリーマートを通過し、4つ目の交差点(突き当たる1つ手前)で右折します。
すると宇治川派流に突き当たります。この左手角に長建寺があり、ここを右に進みます。
宇治川派流に架かる橋を渡り、約60m進んだ左手に月桂冠大倉祈念館があります。
玄関を入ると右手にお土産物屋さん、左手に記念館の見学受付があります。
お土産物屋さんだけなら無料ですが、記念館見学には400円必要です。
しかし見学すると純米吟醸酒180mL 1本(400円相当)がお土産でもらえるので、見学するのがおすすめです。
見学料を納めて右手に進むと左手に記念館の入口があり、奥に中庭があります。
中庭は酒造りの道具などを干すものに使うそうです。
中庭の奥には酒香房という、今でも使っておられる内蔵があります。
こちらは前日までに予約しておくと、内部を見学出来ます。
記念館は2部構成で、最初の展示室1は主に酒の造り方や、それに使用する道具が展示してあります。
お酒はお米のでんぷんを麹で糖分に変え、その糖分を酵母でアルコールにするという2つの発酵を同時に行うのが特徴です。
展示室2は明治、大正期などの紙の資料が主です。
展示室2の外には織部燈籠や東屋のある内庭があります。
展示室2を出ると試飲スペースがあり、3種類のお酒を試飲出来ます。
試飲スペースを出ると、前述のお土産物屋さんに出てきて終了です。
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2018 7/1の拝観報告(京都国立博物館 新収品展)
写真は、平成知新館
日曜日です。
実は前日まで学会があり、帰洛したばかり。
取りあえず長男を10:00に塾まで送って、10:45頃着で7/16までの新収品展に行ってきました。
重文、国宝を中心に。
・変形方格規矩鏡・変形獣文鏡 京都府向日市物集女恵美須山古 墳出土(重文)
こういう古代の出土品関係は、ド素人には価値が分かりにくいです(笑)。
それぞれの持つ歴史的意味とかで違うんでしょうけど、銅鐸とか銅鏡とかは正直どれを見ても違いが・・・いや、こちらの問題なんですけどね。
・金銅錫杖頭(重文)
錫杖の上に付いているヤツ・・・ですけど・・・これもこちらの問題です(笑)
・玉篇巻第九残巻(重文)
モノはボロボロなんですが、それでも重文になるほどの価値があるんですね。
・漢書楊雄伝第五十七(国宝)
今回唯一の国宝。
朝日新聞創業家から今回、3000万円で購入したそうです。
今まではあまり公開されていなかったようですね。
・銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画・尾形乾山作(重文)
有名人がらみ、しかも兄弟での作品ですので、こういうのは分かりやすいです(笑)。
・正親町天皇宸翰消息 蘭奢待云々 九条稙通宛(重文)
戦国マニアとしてはたまらないですね(笑)。
蘭奢待を信長にムリヤリ切り取られたのを正親町天皇が「マジでか、アレはないわ~~~」って九条稙通にグチってる文章(笑)。
・太刀 銘備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月(重文)
アニメなどの影響もあり、刀や太刀がブームになって久しいですが、個人的には刀も太刀も違いが・・・(笑)。
宗三左文字のように由緒を知っていると、特別に興味が湧くんでしょうけど。
さて新収品展に来たのですが、意外に仏像エリアで足が止まりました。
・安祥寺 五智如来(重文)
なかなか立派な5躯です。
安祥寺、お参り出来るようにならないのかな。
・妙傳寺 木造十一面観音立像(重文)、 木造毘沙門天立像
八瀬の妙傳寺ですね。
こちらも話題になって数年経ちました。
木造十一面観音立像は、菩薩像の割にはふくよかな感じが印象的です。
八瀬の方も開拓出来てないですね。
・常念寺 加茂町
以前からちょいちょい出てる十王像など。地蔵菩薩立像もありましたね。
・廬山寺 木造如意輪観音半跏像(重文)
こちらは初めて見た気がします。
廬山寺にこのような仏像があった(所有されていた)んですね。
下鴨 新町地蔵(重文)
地蔵盆、行きましたね(笑)。
最近は長男くんの件があり、なかなか拝観出来ていません。
また前日に他地方から帰ってきて、久しぶりに仏像や文化財を1人でゆっくり観ていると、
「京都に帰って来たなぁ~~~~」って、実感しました。
やっぱり京都、サイコ~~~~(笑)!
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