水無月に入り当地区でも週末にかけて田植えが進められています。このブログにも毎年田植えの様子を書いてきました。私の家では父の代を最後に水稲農家は廃業し、代々続く農地は耕作委託という形で管理しています。
委託している隣村の農家の方です(木元さん)今朝方から田植えを始めていました。昨年は休みが合い、苗だしの手伝いをさせていただきました。
どの農家さんも農業機械の維持管理に苦労しながら続けえているそうです。田植え機に関しては八条植か少なくとも6条植えの運転席に座るものを使っています。ご高齢の方でも経験で非常に颯爽と乗りこなし、まっすぐに植えていきます。
水が多すぎると苗が埋まってしまったり、また真っすぐ植えるのが難しくなるそうです。
近くの田んぼで手押し式の2条植えの機械で続けていらっしゃる農家さんがいます。平成15年我が家の最後の田植えの際この2条植えの機械で父と田植えをしました。泥に足を取られ、なかなか真っすぐに進まず、休み休み三反ほどの田んぼを二日かけて植えていたと思います。すでに病気を患っていた父ではありましたが、この2条植えの機械を意地で押していたと思います。田植えの作業がこれほど大変だとは思いませんでしたが、高度成長前、それこそ村中総出の手植えでやっていたころと比べれば幸せだったのかもしれません。
農家を続けるのも難しい時代です。神社の祭事は農耕信仰と結びついていますので、祭事を通じてこうした水稲農業を支援することを続けていきたいと思います。