コロナ禍以降、外食を含め営業時間が短縮される傾向が強まっている。かつて24時間店を開いていた店舗も夜間の営業を切り上げ、集客の多い時間に絞っている。こうした傾向は人口減少が顕著となっていることから、一層進むと考えられる(個人的見解です)
コンビニがかろうじて営業時間を守っているが、食品スーパーも業態を変えながら、営業時間について試行錯誤しているように見える。埼玉県内の大手スーパーは朝9時が最速で多くは10時オープンだ。ディスカウントの傾向が強いと時間も短くなる傾向が見られる。(これも個人的見解です)
早朝営業の利点の一つに高齢者の集客が見込めることがある。朝のゴミ出しとして資源ごみをもって買い物に来る習慣がついている。こうした顧客は混雑を敬遠することから10時前に入店する。来客手段は軽自動車が多い。
但し駐輪場を見ると三輪の自動車が多くめにつくようになった。今後一層こうした自動車から三輪車へと乗り換えていく高齢者は増えるだろう。
客観的に見て駐輪場に停められている自転車は古く、非常に長く乗っている印象を受ける。これが今の地方都市の現実だと思う。新しいものがよいとは言えないが、実際には普段の移動手段が限定される顧客が多いのだろう。
こうした顧客の増加に対して必要な品ぞろえと、それに見合ったサービスを提供し且つ利益を確保することは今までの延長上の販売形式では頭打ちになるだろう。ダイエーが消え長い時間が過ぎたが、2強と呼ばれたヨーカ堂もその役割を終えようとしている。宅配、移動販売など様々な形態と並行して店舗での販売も近い未来のうちに大幅に変わることは間違いないだろう。