皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

私の描く行田の未来

2023-10-07 21:32:54 | 生涯学習

令和五年十月三日、行田市民大学、市民大学同窓会合同講演会が市内教育センターみらいにて開催されました。
通常は歴史文化講演が多く、郷土の偉人や郷土史研究の発表が多いところですが、春の市長選以降市民大学同窓会の企画研修委員の会合の中で、是非新市長に行田の未来について語ってほしいとの意見が多く、早期に日程を抑え開催を実現しました。

行田市民大学は開設15年目を迎える市民のための市民の手による大学です。教育委員会、生涯学習課等市のご支援をいただいておりますが、あくまで自己運営です。今回学長に当たる行田市の首長に講演をしていただけるということで、多くの関係者が集まりました。

行田くに子市長は1965年岩手県生まれ。東京蒲田の小さな工務店で育ったそうです。幼いころの遊び相手は職人さんだったそうです。国際基督教大学を卒業後、電通入社。広告代理店などを経て2007年民主党の小沢一郎氏に請われ、埼玉県選挙区にて参議院議員選挙に当選します。全くの落下傘候補でした。

安倍政権下の参議院質疑で、土地の所有権問題を取り上げ、尖閣諸島が外国人でも買うことができる事態を指摘し、その後所有者のいない国有離島を速やかに国有財産とする法案へと繋がります。2010年頃のことです。当時大きく新聞にも取り上げられ大変話題になりました。現在の行田市の人口は78550人(令和5年4月現在)。減少傾向は止まりません。国道17号のバイパスの高速道路化、雇用創出、小中一貫校による英語教育の推進、企業誘致。掲げる政策は大きく変わらないでしょう。これをどう実現するか。要望を具体的にまとめ、県や国に要望、折衝し目途を付け実現する。すぐに実現できるとは限りませんが、市のかじ取りは始まったばかりです。

私たち市民大学と同窓会は市政運営について注視しながら、市民の立場で提言しより良い町となるようこれからも活動していきます。
私の描く行田の未来
みなさんと一緒に
私たちもそのひとり一人です。
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駐輪場から見る近未来の購買形態

2023-10-05 23:00:16 | 物と人の流れ

コロナ禍以降、外食を含め営業時間が短縮される傾向が強まっている。かつて24時間店を開いていた店舗も夜間の営業を切り上げ、集客の多い時間に絞っている。こうした傾向は人口減少が顕著となっていることから、一層進むと考えられる(個人的見解です)
コンビニがかろうじて営業時間を守っているが、食品スーパーも業態を変えながら、営業時間について試行錯誤しているように見える。埼玉県内の大手スーパーは朝9時が最速で多くは10時オープンだ。ディスカウントの傾向が強いと時間も短くなる傾向が見られる。(これも個人的見解です)

早朝営業の利点の一つに高齢者の集客が見込めることがある。朝のゴミ出しとして資源ごみをもって買い物に来る習慣がついている。こうした顧客は混雑を敬遠することから10時前に入店する。来客手段は軽自動車が多い。

但し駐輪場を見ると三輪の自動車が多くめにつくようになった。今後一層こうした自動車から三輪車へと乗り換えていく高齢者は増えるだろう。

客観的に見て駐輪場に停められている自転車は古く、非常に長く乗っている印象を受ける。これが今の地方都市の現実だと思う。新しいものがよいとは言えないが、実際には普段の移動手段が限定される顧客が多いのだろう。
こうした顧客の増加に対して必要な品ぞろえと、それに見合ったサービスを提供し且つ利益を確保することは今までの延長上の販売形式では頭打ちになるだろう。ダイエーが消え長い時間が過ぎたが、2強と呼ばれたヨーカ堂もその役割を終えようとしている。宅配、移動販売など様々な形態と並行して店舗での販売も近い未来のうちに大幅に変わることは間違いないだろう。
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