大山鹿さんの晴れ後、丹沢、金時、高尾、そして、C級グルメ

山野草、山頂からの絶景、希少動植物、また、C級グルメ紹介など

早春の花々(2) 箱根湿性花園

2013-03-21 17:56:05 | 四季
2013年3月21日 晴れ
今日は風が少し冷たかったかな。大山鹿は真面目にお勤めをしてきました。目いっぱい労働した後は、何か清々しいですね。昨日の開園と同時に訪れた箱根湿性花園の早春の花々を紹介します。
 トップバッターはコシノコバイモ(越の小貝母)です。ユリ科の10-20cmの多年草で、釣鐘状の目立たない花を咲かせます。越後の小貝母(コバイモ)と云う意味で、例えば、甲斐の国に咲くものは甲斐コバイモと呼ばれ、各地の名前+コバイモの呼び方が沢山あります。残念ながら箱根の山々には繁殖しておらず、新潟県(越後)、福島県、北陸地方などで多く見られるそうです。普通に撮るとジミーな釣鐘状の花ですが、例の撮り方ですと、釣鐘の内側は綺麗な色彩の模様があり、外見からは想像出来ないですね。ボーとしている労働者諸君も夕刻になると元気一杯に変身するのと似ていますかね。


次は、紫色のイチゲ(アズマイチゲ?)を撮影していたらセントウソウ(仙洞草)が同時に写っていました。仙洞草は小さな花を咲かせるセリ科の多年草で、オウレン(黄連)に似ているので黄連騙とも呼ばれているようです。目立たない花ですが、花は、花ですから、愛でてあげてください。


白い猩々袴です。猩々は中国のから伝わった伝説の生き物で、酒を好みオラグータンの様な動物と考えられます。この猩々を題材にした演目から、大酒豪や赤いものの意味も付け加わりました。普通、猩々袴はユリ科の多年草で、冬に葉が赤くなり袴のように見えることから猩々(赤い)袴と命名されたようです。赤袴より猩々袴の方がカッコ良いです。暖かくなると葉は緑色になってくるようです。花は薄い紫色ですが、今回、白い花を着けた猩々袴がありましたから紹介します。名前の由来は分かると親しみが湧いて来ますよね。


今日の一品は蒲焼にしたら美味しそうな鯰です。湿性花園の池を悠々と泳いでいました。春ですね鯰も水面近くを泳ぎまわるようになりました。湿性花園の池は箱根の山々の湧き水ですから、清い流れで鯰は住めないかなと思っていましたが生きていけるのでね。蛙などを丸呑みするのでしょうか?まあ、掴めて蒲焼にはしませんでしたが、夕食はスーパーから買ってきた蒲焼で一杯やりました。因みに、蒲焼に乗っている山椒の新芽はアパートのベランダで育てている山椒の木から採ってきたものです。取り立てで香りが最高です。