お盆も終盤。奥方は夏風邪でダウン。暇な店番は一日中読書三昧。家に帰っても小説の内容が気になり、次に本と対峙するのが楽しみで仕方がない。

そんな奥田英朗さんの小説「最悪」講談社文庫 ただ今 読了。(このところかなり深みにはまっている)
十年前に出されたこの本はベストセラーになったらしい。しらんかった
沢田研二でドラマ化されたらしいが、惨憺たる出来ばえ(池上冬樹 談)とのこと・・。
まったく関係のない三人。町工場の社長 川谷信次郎・銀行員の藤崎みどり・プータローの野村和也。それぞれの日常がリアルに綿密に描かれていく。
各々が最悪の状況に向かってゆっくりと滑り出す。そして、ジェットコースターは徐々にそのスピードを速める。
「あっ、それって不味いんじゃないの?」とか「いったいこの先 どうするんよ!」「アーッ もう最悪!」とか、主人公たちと一緒になって、当方も最悪の状況に落ち込んで行く。
「そんなら、読むのをやめればいいじゃん」と言われそうですが、やめるわけにはいきません。ことの成り行きが気になるし、奥田さんは、必ず結末に救いを提示してくれると信じているからだ。
別々の“最悪”状況の三人は、物語の後半、微妙に絡み合い接触し始める。このあたりが巧妙で面白い。
そして終盤、猛烈なスピードでジェットコースターは犯罪へと突っ走り、激突する。
文庫本にして、650ページと言う大作。けれど、あっという間に読み終えます。読んでみますか?
読後感は???ムムム・・やっと片付いたかぁと言う感じで、すっきり感は チョト薄い。
マ、人生 行き着くところまでいったところで 世間はたいしたことはない ソンナ気ニナル
そうだ!この本 床屋に貸そう。あのオトコ 犯罪向きの顔をしてオル

そんな奥田英朗さんの小説「最悪」講談社文庫 ただ今 読了。(このところかなり深みにはまっている)
十年前に出されたこの本はベストセラーになったらしい。しらんかった
沢田研二でドラマ化されたらしいが、惨憺たる出来ばえ(池上冬樹 談)とのこと・・。
まったく関係のない三人。町工場の社長 川谷信次郎・銀行員の藤崎みどり・プータローの野村和也。それぞれの日常がリアルに綿密に描かれていく。
各々が最悪の状況に向かってゆっくりと滑り出す。そして、ジェットコースターは徐々にそのスピードを速める。
「あっ、それって不味いんじゃないの?」とか「いったいこの先 どうするんよ!」「アーッ もう最悪!」とか、主人公たちと一緒になって、当方も最悪の状況に落ち込んで行く。
「そんなら、読むのをやめればいいじゃん」と言われそうですが、やめるわけにはいきません。ことの成り行きが気になるし、奥田さんは、必ず結末に救いを提示してくれると信じているからだ。
別々の“最悪”状況の三人は、物語の後半、微妙に絡み合い接触し始める。このあたりが巧妙で面白い。
そして終盤、猛烈なスピードでジェットコースターは犯罪へと突っ走り、激突する。
文庫本にして、650ページと言う大作。けれど、あっという間に読み終えます。読んでみますか?
読後感は???ムムム・・やっと片付いたかぁと言う感じで、すっきり感は チョト薄い。
マ、人生 行き着くところまでいったところで 世間はたいしたことはない ソンナ気ニナル
そうだ!この本 床屋に貸そう。あのオトコ 犯罪向きの顔をしてオル