花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

奥田英朗著「港町食堂」

2010年08月13日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
友人の床屋へ一ヶ月と一週間ぶりに出かけた。
ボーズにしたせいで、このところ、こまめに行かなくてはならない。
http://blog.goo.ne.jp/hotokeya/d/20100131
先客がいて奥方は不在。買い物らしい。少し時間がかかると言われた。カマヘンヨと答える。
先客さんは老人で、体を九の字に曲げて爆睡中だ。
本を読みかかったところへ奥方のご帰還。買い物先のスーパーでの井戸端会議に花をさかせていたらしい「珍しい人と出会うと、つい話し込んでしまう」とおっしゃる。近所の奥さんでも久しぶりに会うと珍しい人になるらしい。
二つある席はフル回転となった。大きな声で話をするが、相変わらず先客さんは爆睡中だ。
先日、杉浦さんとであった、という話ヲスル。
少しスッキリした髪の毛をしていたので「床屋に行かれたんですね」と聞いたら「ソーナンデスゥ、短くしたんです」とのこと。
「他人は自分ほど気にしていませんよ」と答えておいた。
事実、自分もボーズになって久しいが、人にはたいした影響も与えてないらしい。現在までに計5名ぐらいの方からボーズを指摘されたかな?そんなものだ、他人のことなどチ○コ出して歩いてない限り、気にされることなどない。
30分ほどして先客さんが仕上がった。
すっと起き上がり「釣りはいらん」といって出て行った。元気がない。
「あの人、随分痩せたねぇ」さて、三人での話となる。
犬の散歩で倒れてから、内臓が悪いらしい、が医者に行かない。
私が来るまでの間、肝臓が悪いんだろうか?どこそこが悪いんだろうか?といった話をしていたとのこと。
「心配なら医者に診てもらえばいいのに」というと、皮膚科に通っているので相談したらしい。皮膚科では答が出ない。医者も余計な想像では話さないだろう。
選択肢は一つ。心配なら結果を恐れずに医者に行くこと。それしかない。
病は気からで、かえって体に悪いだろうに。と、そこいらでこの話はやめた。
何を隠そう友人の床屋は大の医者嫌い。酒が過ぎるので再三奥方から検査を勧められている。
          
と、こんな調子の紀行文。奥田英朗さんの「港町食堂」新潮文庫 読了
土佐の高知・九州の五島列島・宮城県の牡鹿半島は石巻・韓国の釜山港・佐渡・稚内は礼文島 このあたりを旅された方は、是非一読を勧める。
雑誌「旅」から紀行文を依頼されて巡る船旅。新鮮な海の幸に舌鼓を打ち、夜は港町のスナックへ。
(本文より)
いいなあ、私も東京に行きつけのスナックが欲しいものだ。そこには気風のいい美人ママがいて、・・・。オクちゃん、仕事してるの?全然。スランプでね。読者がいるんだから頑張りなさい。読者?いるとは思えない。ここにいるじゃない。わたしがオクちゃんの小説を楽しみにしているの。早く書きなさい。甘えてんじゃないよー。ああ、私は美人ママに叱られたい。
人との出会い、旅はいいですねぇ。ワシに金と暇があったなら・・・