昭和35年に小津安二郎が撮った「秋日和」は、監督と同じ年頃で社会的に地位のある紳士たちの、ちょっとエッチで品のある楽しい会話が楽しめます。

右から佐分利信、中村伸郎、北竜二が、亡き同級生の未亡人(原節子)とその娘(司洋子)の縁談の世話をやくおはなしでございます。
今回も、「晩春」と良く似たパターン。親の再婚を不潔だと決め付ける娘を、自分の再婚をにおわせながら娘を嫁がせ、一人になった母親は安堵と寂しさに肩を落とすところで映画は終わっております。
酒の席をふんだんに取り入れながら、監督と同年代の紳士三人が交わす会話はほのぼのとユーモアがあり楽しいのでございます。
「晩春」以来、小津監督は女優の服や着物、小道具などに凝った。時代の古さを感じさせないのはこのせいでしょう。

縦縞模様の湯のみ
縞のタオルが干してある 寝巻きも縞
無地のポットと紅茶カップ
無地の湯のみとどんぶり?
場所が違うのにこんなことは現実ありえません
そんな気構えで観ていますと、発見があって面白いのです。

後ほど「秋刀魚の味」の娘役で出ている岩下志摩が、ちょろっと出ております。
「エーッ まさか!」と思ったが、数回出るのでご確認を、是非。

右から佐分利信、中村伸郎、北竜二が、亡き同級生の未亡人(原節子)とその娘(司洋子)の縁談の世話をやくおはなしでございます。
今回も、「晩春」と良く似たパターン。親の再婚を不潔だと決め付ける娘を、自分の再婚をにおわせながら娘を嫁がせ、一人になった母親は安堵と寂しさに肩を落とすところで映画は終わっております。
酒の席をふんだんに取り入れながら、監督と同年代の紳士三人が交わす会話はほのぼのとユーモアがあり楽しいのでございます。
「晩春」以来、小津監督は女優の服や着物、小道具などに凝った。時代の古さを感じさせないのはこのせいでしょう。


縦縞模様の湯のみ

縞のタオルが干してある 寝巻きも縞

無地のポットと紅茶カップ

無地の湯のみとどんぶり?
場所が違うのにこんなことは現実ありえません
そんな気構えで観ていますと、発見があって面白いのです。

後ほど「秋刀魚の味」の娘役で出ている岩下志摩が、ちょろっと出ております。
「エーッ まさか!」と思ったが、数回出るのでご確認を、是非。