花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

東海道は曲がっていたのだ

2005年09月03日 | おいらの商店街
へんなおじさんに尋ねられる。「ここの道、曲がってるんですねえ」
。いつものように前のカラー舗装をモップで拭いていたら、自転車のおじさんが道の真ん中で止まった。一見、サラリーマン風のおじさんは止まったままだ。朝のお掃除コースをいまさら変更も出来ない。徐々におじさんに近づいていく。
も近づいたところでおじさんはオイラに聞いた。「ここは東海道ですねえ」「ええ、旧東海道です」「ここの通り、曲がっているんですねえ」
を見ると諏訪神社あたりで右へ、南を眺めるとスワ栄付近で左方向へゆっくりとカーブしている。「区画整理で出来たわけじゃあない、昔の道ですから。ずっと昔は獣道(けものみち)で、あぜ道になり、そして街道になったんですから。今のように、スピードを出す必要もなかったでしょう」と分かったことのように答えておいた。
うか、あぜ道だったんですねえ。だから曲がってるんだ」と納得した様子で、えらく感心している。昔からここの通りは曲がっていたから、至極当たり前のように思っていたが、おじさんには奇妙なようだ。道は真っすぐなのが普通と考えておいでだ。
鹿市の白子には、軍隊が通り難いように、徐々にかぎ型に曲がった道がある。
前、にぎわい塾でおこなった、まちなか探検のとき、後藤さんが、神社の前で「この通りのいいところは、曲がっていることだ」と言ったことばを思い出した。その時は「何をあたりまえのことを言ってるんだ、君は」とも思ったが、さすが、現諏訪西振興組合の理事長だ。おっしゃることが違う、ということで座布団1枚。
りの曲がりが、東海道であること。そして、街の美しさに繋がってはいかないだろうか。愚者の頭ではそこでストップでありました。
じさんも去り、おいらも何事もなかったかのように、モップ作業を続けましたとさ。

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