四日市市立博物館発行(平成22年)の「知られざる四日市の面影 四日市十二景と泗水十二景」より
出口對石画“港頭の夕陽(こうとうのせきよう)”
夕日に映える旧港を描いています。高砂町の地先の防波堤の付け根に当たる四角い碑は「波止改築記念碑」(明治27年建立)。その右にある台座に乗った円柱状のものは「稲葉三右衛門君彰功碑」(明治37年建立)です。2階建ての建物は四日市税関支所と思われます。この建物は大正2年に四日市高等女学校の校舎として移築されていますので、それ以前の風景といえるでしょう。
現在
出口對石画“運河の細雨(うんがのさいう)”
雨が降りしきる納屋運河(開栄橋と相生橋に挟まれた)を描いています。画面左から稲場町、蓬莱橋、高砂町が描かれています。画面右手の橋は諏訪神社へ続く相生橋。運河にはたくさんの木造船が繋留され、慌ただしく船を動かす船頭の様子が描かれています。
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