塙/佐藤さんが夫婦ゲンカをしたときには、どうやって修復しますか。
佐藤/多少の行き違いはありますが、今のところ大きなケンカは一度もありません。日本語の言葉遣いって難しいですよね。遠回しな言い回しや、言外に含んだ言い方が多いから、ストレートに意図が伝わらないことがあります。だから面倒くさい話になると、ロシア語に切り替えちゃうんですよ。ウチの奥さんは元外交官でロシア語が上手ですから。
塙/「アイラブユー」みたいなことはロシア語で言っちゃう。
佐藤/そういうのは絶対ロシア語で言います。それから「君の言うことは間違っているよ」なんて日本語で言ったら「あんた言っていることがおかしいな。どういうことだ」なんて話になっっちゃう。(笑)
親の話や親戚の話をするときには、特に言葉遣いが複雑になりがちです。感情を刺激しそうになるとき、何か議論するときには、パッとロシア語に切り替えちゃうと都合がいい。
土屋/ケンカになったときにはどうしますか。
佐藤/こちらに非があれば謝る。非がなければ謝らない。あるいは、お互いの意見がぶつかりそうなときには問題を棚上げして、話をガラリと変えちゃうことです。
土屋/一つ文句を言い始めると、あとからあとから不満が噴出して止まらなくなっちゃうこともあります。
佐藤/そういうときには、全部言い終わるところまで言ってもらったほうがいいでしょうね。
土屋/ウチの奥さんは一回火がつくと、落としどころが見つかるころには夜中になっちゃいます。
佐藤/そういうときは、とにかく謝り続けたほうがいいでしょうね。要するに「謝罪していない」という問題ではなく「謝罪が足りない」という話ですから。
□佐藤優×お笑い芸人ナイツ(土屋伸之・塙宣之)『人生にムダなことはひとつもない』(潮出版社、2018)の「第5章 友情と夫婦関係」の「ケンカになりそうなときは外国語にスイッチ」を引用
【参考】
「【佐藤優】現代に生きるマルクスの『資本論』」
「【佐藤優】オカネの使い方とインテリジェンス」
「【佐藤優】やりたくない仕事はスパッと断る」
「【佐藤優】「本当に好きな仕事」は長続きする」
佐藤/多少の行き違いはありますが、今のところ大きなケンカは一度もありません。日本語の言葉遣いって難しいですよね。遠回しな言い回しや、言外に含んだ言い方が多いから、ストレートに意図が伝わらないことがあります。だから面倒くさい話になると、ロシア語に切り替えちゃうんですよ。ウチの奥さんは元外交官でロシア語が上手ですから。
塙/「アイラブユー」みたいなことはロシア語で言っちゃう。
佐藤/そういうのは絶対ロシア語で言います。それから「君の言うことは間違っているよ」なんて日本語で言ったら「あんた言っていることがおかしいな。どういうことだ」なんて話になっっちゃう。(笑)
親の話や親戚の話をするときには、特に言葉遣いが複雑になりがちです。感情を刺激しそうになるとき、何か議論するときには、パッとロシア語に切り替えちゃうと都合がいい。
土屋/ケンカになったときにはどうしますか。
佐藤/こちらに非があれば謝る。非がなければ謝らない。あるいは、お互いの意見がぶつかりそうなときには問題を棚上げして、話をガラリと変えちゃうことです。
土屋/一つ文句を言い始めると、あとからあとから不満が噴出して止まらなくなっちゃうこともあります。
佐藤/そういうときには、全部言い終わるところまで言ってもらったほうがいいでしょうね。
土屋/ウチの奥さんは一回火がつくと、落としどころが見つかるころには夜中になっちゃいます。
佐藤/そういうときは、とにかく謝り続けたほうがいいでしょうね。要するに「謝罪していない」という問題ではなく「謝罪が足りない」という話ですから。
□佐藤優×お笑い芸人ナイツ(土屋伸之・塙宣之)『人生にムダなことはひとつもない』(潮出版社、2018)の「第5章 友情と夫婦関係」の「ケンカになりそうなときは外国語にスイッチ」を引用
【参考】
「【佐藤優】現代に生きるマルクスの『資本論』」
「【佐藤優】オカネの使い方とインテリジェンス」
「【佐藤優】やりたくない仕事はスパッと断る」
「【佐藤優】「本当に好きな仕事」は長続きする」