語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】冷えのぼせに注意 ~血行不良~

2017年03月23日 | 医療・保健・福祉・介護
 50代になったAさんが、この冬に入ってから顔が真っ赤にほてって汗が出ると困っている。それでいて、手足の先や腰などは凍るように冷たいという。東洋医学では、「冷えのぼせ」といわれ、更年期に起こりやすい特徴的な症状とされる。
 原因の一つは血行不良だ。人間は恒温動物だから、体温をいつも一定に保つ必要がある。暑ければ血管を広げて、汗をかいて熱を逃がし、寒ければ血管を縮めて体内に熱を閉じ込めようとする。この調節をしている自律神経のバランスが更年期に衰えるため、冷えたり、のぼせたりが起きやすくなるという。
 Aさんは顔や頭部が熱いのが不快で、うちわであおいだり、冷たい飲み物を取ったりしていたのだが、漢方医に「冷やすのではなくて温めて」といわれてから改善したという。
 また、早足で歩いたり、スクワットなどの筋トレを行ったりすることで筋力をつけるようにしたそうだ。筋肉は熱の生産量が高いため、筋肉が多いと体温が下がる。さらに、運動によって代謝や血行が良くなるから冷えも感じにくくなるという。

□南雲つぐみ(医学ライター)「冷えのぼせに注意 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月24日)を引用
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1 コメント

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血行 (だじゃれ伯爵)
2017-03-29 09:15:20
血行不良が原因の「冷えのぼせ」は、更年期の人に結構起こりやすいようです
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