語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【旅】長良川の鵜飼 ~漱石・多佳子・三鬼~

2017年02月18日 | 詩歌
 蔵書を処分する前、ざっと読み返した1冊。
 本書は夏目漱石から石田波郷まで、近現代の俳人47家を収録。口絵写真に例えば「匠と鵜」あり、これをめぐって3句が紹介されている。

  鵜飼名を勘作と申し哀れ也  夏目漱石
  つかれ鵜のこゑごゑ鵜匠ききわけて  橋本多佳子
  昼の鵜や鵜匠頭(うしょうのかみ)の指ついばみ  西東三鬼

 漱石句の注にいわく、
 <「鵜飼名を」の句。明治28年作。漱石の句は古く明治22年の作から記録されているが、その多くは手なぐさみという程度にすぎない。漱石の俳句開眼は明治28年松山中学赴任以後といっていい。以下その当時の句。すでに漱石独自の世界を開いている。【安住敦】>

□『俳句集』(日本の詩歌30)(中央公論社、1970)
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 【参考】
【旅】岐阜 ~長良川~
  

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