蔵書を処分する前、ざっと読み返した1冊。
本書は夏目漱石から石田波郷まで、近現代の俳人47家を収録。口絵写真に例えば「匠と鵜」あり、これをめぐって3句が紹介されている。
鵜飼名を勘作と申し哀れ也 夏目漱石
つかれ鵜のこゑごゑ鵜匠ききわけて 橋本多佳子
昼の鵜や鵜匠頭(うしょうのかみ)の指ついばみ 西東三鬼
漱石句の注にいわく、
<「鵜飼名を」の句。明治28年作。漱石の句は古く明治22年の作から記録されているが、その多くは手なぐさみという程度にすぎない。漱石の俳句開眼は明治28年松山中学赴任以後といっていい。以下その当時の句。すでに漱石独自の世界を開いている。【安住敦】>
□『俳句集』(日本の詩歌30)(中央公論社、1970)
↓クリック、プリーズ。↓
【参考】
「【旅】岐阜 ~長良川~」
本書は夏目漱石から石田波郷まで、近現代の俳人47家を収録。口絵写真に例えば「匠と鵜」あり、これをめぐって3句が紹介されている。
鵜飼名を勘作と申し哀れ也 夏目漱石
つかれ鵜のこゑごゑ鵜匠ききわけて 橋本多佳子
昼の鵜や鵜匠頭(うしょうのかみ)の指ついばみ 西東三鬼
漱石句の注にいわく、
<「鵜飼名を」の句。明治28年作。漱石の句は古く明治22年の作から記録されているが、その多くは手なぐさみという程度にすぎない。漱石の俳句開眼は明治28年松山中学赴任以後といっていい。以下その当時の句。すでに漱石独自の世界を開いている。【安住敦】>
□『俳句集』(日本の詩歌30)(中央公論社、1970)
↓クリック、プリーズ。↓
【参考】
「【旅】岐阜 ~長良川~」