ゴミ拾いに挑戦してて、休み中だったけど再開しました

いつの間にか浜がゴミの山に。自分自身の健康のためにもゴミ拾いを始めました。引っ越し先から戻ってきてゴミ拾い再開しました。

ご近所「コモンズの悲劇」

2007-06-02 17:09:30 | Weblog
6月1日から私の住む町ではアワビ猟が解禁になりました。
町の漁師さんたちの稼ぎ時です。
だいたい、口開けの日の水揚げが一番多いんですよね、当たり前か。



↑丸で囲んだ黒い点が、ウエットスーツを着た漁師さんの頭です。
私はこの町に来て最初の夏、ロボットみたいな人が町を歩いているので
ビックリしたことがあります。
黒いウエットスーツを着た漁師さんだったのですね、今思うと。
私の町ではこのスーツのことを「カッパ」と呼びます。


今週の木曜日、NHKの「地球データマップ」という番組を見ました。
「魚が消えていく」という番組タイトルでした。
その中で「コモンズの悲劇」というものに興味を持ちました。


「コモンズ」とは、みんなの共有財産のことで、ともに大切に利用していくべき共有の資源です。
しかし「自分だけ儲かれば・・・」と考えて他人よりたくさんとって「ぬけがけ」しようとすると、共有の資源が枯渇してしまいます。
これを「コモンズの悲劇」と呼びました。

 昔から日本では山や海を「入会地」として共同で管理し、資源を守る習慣がありました。自然の恵みを「コモンズ」として考え、「コモンズの悲劇」をさけるようにすることは、環境問題を考える上で大切なことです。

以上、「地球データマップ」のホームページより抜粋しました。

NHK「地球データマップ」
http://www.nhk.or.jp/datamap/ja/frame.html


正に、コモンズの悲劇が私の近所でもおこりつつあります。
「海を共同で管理し資源を守る習慣」があったとは思えません。
魚は乱獲しても乱獲しても、また復活する物としてきました。
実際、昔は魚が沢山獲れたのです。
ですから資源は守る必要などなく、海に出れば魚はいくらでもいたのです。
でも、さすがに今は違います。
特にこのアワビ猟は水揚げ量がぐっと減っていると聞きます。
けれど、自分だけ儲かればと考えて他人よりたくさんとって「ぬけがけ」しようとする人が絶えないと言うのです。
アワビは獲り尽くされてしまうのではないかと皆不安を持っているようですが
でも自分だけはと思ってしまうのですね。
そういう話を耳にしました。
皆が「コモンズの悲劇」をもっと考えてくれたら良いのになぁ
と思いました。
いつまでも、いつまでも豊かな海の幸がある町であってもらいたいです。