横浜市営地下鉄のセンター北駅のまわりには赤い花が咲く木が
街路樹として植えられていました。
何の木なんだか分りませんでしたが、家に帰ってから図鑑で調べて
ベニバナトチノキと言う事が分りました。
何とマロニエの親戚です。
ですが、最初、「マロニエの親戚」とは思わず、マロニエそのものだと
早とちりしてしまいました。
マロニエは中学生の頃は身近な木でした。
私の母校の中学校の校庭のまわりにパリの並木道をイメージして
(と当時先生が言っていた)何本も植えられていたのです。
新設校だったので校庭をぐるっと取り囲むように植えられた木は
まだ苗木の状態でした。
私が在学中の3年間には花が咲いたのを見たことがありませんでした。
母校の校歌には♪茂るマロニエ花ひらく~♪と歌われています。
結局マロニエは土地が合わなかったのか上手く育たなかったようです。
最近母校に行ってみましたがマロニエは校庭には一本も残っていませんでした。
母校に植えられていたマロニエは本物のマロニエでした。
ベニバナトチノキよりも葉が大きいのを覚えています。
そして本物のマロニエの花は白い花と薄いピンクの花があるらしいですね。
中学生だった私達生徒は、マロニエに綺麗な花が咲くことも知らず
パリのマロニエ並木がどんなだかも知りませんでした。
ただ音楽の時間にさんざん校歌を歌わされて、その歌詞に出てくるマロニエの名前は今でも覚えています。
校庭から消えたマロニエ。
今でも校歌は変わらず同じなのでしょうか?
生徒達はマロニエって何よ?と思っているでしょうか?
それとも校内のどこかに残っていて花を咲かせているのでしょうか。
いつか本物のマロニエの花が見たいものです。
このベニバナトチノキはマロニエ(セイヨウトチノキ)とアカバナトチノキの雑種だと言う事です。