ゴミ拾いに挑戦してて、休み中だったけど再開しました

いつの間にか浜がゴミの山に。自分自身の健康のためにもゴミ拾いを始めました。引っ越し先から戻ってきてゴミ拾い再開しました。

王禅寺にも原子炉があったと言う

2011-04-05 21:14:38 | Weblog
川崎市麻生区王禅寺
3月26日

玉縄桜の咲く王禅寺ふるさと公園にすぐ近くに王禅寺はあります。
王禅寺ふるさと公園から行くと横から入る事になるのですが
正門から入ると長い山道をずいずいと進んで石段を登った所にあります。
静かな山奥に入り込んだような感がします。

ここには日本で最初の甘柿、王禅寺丸柿の原木(と言われる)があります。
王禅寺丸柿が発見されるまで、日本には渋柿しかなかったのだそうです。
小粒で種が大きく実が少ない柿です。
川崎に来て柿の木が庭木に多いのに気がつきました。
小ぶりの実がたわわに実ります。
どうやら、それは王禅寺丸柿だったようです。
昭和初期までは市場にも出回っていましたが今では富有柿や次郎柿に追われてしまい
出回らなくなりました。


王禅寺丸柿原木



静かなお寺です。




ハクモクレンが咲きかけていました。




この静かなお寺の近くに原子炉が最近まであったという事を知りました。
四国から最近引っ越してきた私は全然知らなくて冗談かと思いました。
王禅寺の近くは新興住宅地でたくさんの住宅が立ち並んでいます。
そんな所に原子炉が???
原子炉が先にあって宅地開発されていったと言う事のようなのですが。

昭和34年に武蔵工業大学原子力研究所
昭和35年には㈱東京原子力産業研究所 (現・日立エンジニアリング㈱王禅寺事業所,麻生区王禅寺)
昭和36年には㈱日立製作所中央研究所・王禅寺分室 (現・㈱日立製作所 電力・電機開発研究所 王禅寺分室,麻生区王禅寺)

研究炉と言われる小型の原子炉施設が3基あったようです。


地図で見てみると「武蔵工大原子力発電所」は今でもちゃんと載っています。
(武蔵工大は東京都市大に名前が変わりました)




この近所に住む友人の話では現在では原子炉は解体され
燃料も県外の処理施設に運び出されたとの事です。
やはり、水漏れ事故などがあって住民の反対運動があったのだそうです。


王禅寺にお参りしたこの時には全然原子炉の事は知りませんでしたが
地震津波の災害からの復興と原子力発電所の事故の収束をお祈りしたのでした。
王禅寺さんならきっとお祈りを聞いてくれると思います。
この地を原子力発電所から守ってくれたのですものね。