「伊島探検」と書いてしまったけれど、本来ならば、「イシマササユリを見に行く」、とかが適切なタイトルかなと思います。
が、しかし‼️「伊島探検」が自分の心情としてはぴったりなのではないかと思ったのです。
伊島と言うのは阿南市蒲田岬の先にある離れ島です。
阿南市橘、答島港から船で30分。
片道1030円の船旅です。
今回、「岳人の森」や「勝浦ひな桜」を一緒に見に行ったEちゃんのお誘いで伊島のササユリを見に行く事にしました。
Eちゃん曰く、前に行った事あるから大丈夫☺️
との事で安心して付いていくことに。
ところが………………😱
あらあらあら……随分前に来たから、忘れちゃってるゎ~…みたいな😰
ワタシ的な結論から言うと
「山登り」やんけ😫
峠越えの遍路道歩きみたいな…。
島だから高い山ないはずだと思っていたけど、確かに高くはないけれど
登ったり下りたりの繰り返しで体力削られます。
最近はすっかり歩かなくなっていたので、現在の自分の脚力を思い知る事になりました。
対してEちゃんは山登りも行ってるしテニスもやってるんとの事で、年ならば私の方が6、7才若いのに
完璧に負けています。なるほど日頃の鍛錬の差じゃなぁ😳
伊島港
港を背に右側の山へ向かいます。コンクリート舗装の道が続いています。
「ササユリロード」と案内も所々にありました。
砂防ダムに沿って上っていく感じです。
その途中で小さな青い花を見つけました。
後で調べてキキョウランとわかりました。園芸種かと思いましたが野草みたいです。
北海道から九州まで分布しているとのことで別段珍しい花でもないようです。
やがて右手に太平洋を一望できる「カベヘラ」への登り口
階段を上る途中にはお目当てのササユリを早くも見ることができました。
そして、ここが「カベヘラ」
断崖絶壁
下を見るのはこわい。
写真ではわからないと思いますが茶色の地面の向こうは崖になっています。
ここまで来たら、ササユリも見たし海の景色も見たし時間のないツアーだったらとっとと帰る所だが
私たちは朝8時半発9時着の船で伊島に来て、4時発の船の時間まで伊島に居るのだ
から、時間はたっぷりある
ので、伊島一周とことん見るぞ!!
というわけで、さらにササユリロードを進みます。
伊島の町が一望できる休憩所。
丸太の椅子があります。
さらに登っていくと伊島灯台への登り口が(地蔵堂)
伊島灯台へ行ってみます。
この灯台の奥あたりに昔の狼煙場(のろしば)の跡があったようなのですが、気がつきませんでした。
Eちゃんが昔来たとき見たと言って探していたのに残念です。
灯台からの眺め
島の北側が見えています。
再びササユリロードに戻ります。
ミニ西国33番霊場を巡る道となっていますが、これが意外にもタフな道でして、上ったり下りたりの繰り返しで疲れました。
ササユリはこの場所ではまだあまり咲いておらずチラホラ見られただけでした。
ササユリとナルコユリの葉が似ていて、ササユリかと思って葉っぱの裏を見てみたらナルコユリの実が並んでついていてびっくりしました。
伊島はナルコユリもたくさんあるようです。
途中で湿原が見える場所があり、ああ、もう湿原に下りていくのかなぁと思っていたのに延々道は続いて
さっき灯台から見た島の北端まで行ってから下るようになっていたようです。
気持ち的にすご~~~く遠かったです。
しかし、こんな山奥までササユリを植えに来るなんて本当に大変なことだなと思いました。
地元中学の生徒さん始め伊島の方々、島外のボランティアの方々がイシマササユリを増やす努力をなされているのですね。
見に来るだけの私には感謝しかありません。
タグが付いているササユリはバイオで増やした球根を植えているってことなのかなあ?
タグが付いているササユリがたくさんありました。
途中からコンクリート舗装の道がなくなって、お遍路道みたいな道になります。
上って・・・・・・・・・。
下りて・・・・・・・・・・。
やっとやっと湿地に下りました。
昔は田んぼだったという広い湿地が広がっています。
ここならトンボが居るはずだよね~と期待したのですが、残念ながらいつも見ているハラビロトンボしか見つけることはできませんでした。
けど、絶対いるよね、他にもトンボ。
お腹もすいたので、ここでお弁当を開くことに。
しばしの休憩の後、再び先ほどの灯台へ行く道との合流点(地蔵堂)まで上って、来た道を帰ることにします。
やれやれ、町に帰れるわ。
アイス食べたいなあ。
地蔵堂下りてきた所の溜め池で、イトトンボがいました。
クロイトトンボ・・に違いないと思うのですが。
ボケボケです。
でも、何となく胸の模様でクロイトトンボ
ボケボケを更にトリミングしてみました。
辛うじてクロイトトンボってわかる尾っぽ
他にもいたかも知れませんが、これしか見つからず。
そして、この溜め池のそばには桜の木があったのですが、この木には実がたくさんなっていたのです。
それを、ワイルドワイルドなEちゃんが食べる食べる!
あら、美味しいわよ~食べないの?
と言われたけれど、いつの間にかワイルドが抜けていって只のオバチャンになった私は尻込み。
他にも木イチゴやら何イチゴやらわからんイチゴもEちゃんは食べる食べる・・・野ウサギ並でんな。
恐れ入りました。私負けましたわ。
私は町まで戻って唯一の商店の漁協のお店で、パピコを買って食べました。
おお、文明の味。アイスは美味いぜ。
Eちゃんにも一個あげました。
さて、まだまだ時間があるので、今度は港に背を向けて左側の弁天島に行くことにします。
登り口の近くの民家の庭にはテッポウユリが。
おお、テッポウユリは豪華な花だなあ。
ササユリよりずっと花付きが良いなあ。
思ったよりずっと険しい登り口。
そして、またお遍路道みたいな道が続きます。
あの先っぽの島が弁天島らしい。
あそこまで行くのかぁ。
どんどん歩け~。
伊島にはこのウラシマソウも多いです。
林床ににたくさん生えています。
嫌になるくらいありました。
こんなにたくさんウラシマソウがあるところを知りません。
由岐地区の田井ノ浜の防風林の中に多少あるのを見たくらいです。
それと、紫背スミレが多く見られました。
もう花は終わっていて葉っぱだけでしたが、大きな株がたくさんありました。
紫背スミレとは違う葉っぱのスミレもあって、スミレの季節に来たらササユリロードはスミレロードになってるんだろうなぁと思いました。
弁天島への山道にササユリもちらほら。
下り坂になってから、ササユリがたくさん咲いている所に出ました。
弁天島もすぐ近くになってきました。
ここを下りると弁天島ね。
しかし、弁天島に行くには、下りてからも壊れかけた堤防の上を渡り歩く、年寄りの私には大冒険が待っていました。
んが、写真なし。
だってヘビが出てそれどこじゃなかったし。二人ともヘビ怖いし。逃げるんで精一杯やし。
とにかく、弁天島行った証拠写真。
やっと着いた弁天島の堤防に咲くハマボッス。
なぜ、こんな所にハマボッスが?どこに土があるの?
向こうに見えるのは船が着いた伊島港。
ワイルドワイルドEちゃんが、見えてるんだから行けるよ~と、磯伝いで港まで行くと言う。
山を上り返すより近いし速いよと言う。
何てこと言うのだ。無理にきまっとる。
急がば回れ…年寄りの冷や水…それから…ええと…
ワイルドEちゃんを説き伏せて来た道を戻ることになりました。
おかげで生きて帰れたのです。良かった良かった。
危うく地元新聞にムボーな老女伊島の磯で立ち往生海難救助挺出動で救出
とか載るとこだったゎ~😱
無事に帰れて良かった良かった😆💦
ちょっと大げさだったかしら?
とっても楽しい冒険の1日でした。
Eちゃんに感謝感謝です。🙏ありがとう😃