どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ワイヤーワークがゲネプロをやった、しかも完全

2012-12-22 01:43:27 | インポート
Dsc_9771

なんか香港活劇芝居と言う劇団に、撮影で関わってきました。この劇団以外で撮影したいと思っていた劇団に、ワイヤーワークスがあります。なお筆頭はよしこの撮影です。これが実現してしまったというのは、本当に感謝しています。
座長の瀬川さんは香港活劇芝居の公演で知り合ったのですが、熱さがとてもいい感じの人物です。ところが盛岡演劇界でも有名な遅筆です。多分遅筆ベスト3です。それがゲネラル・プロダクション、略してゲネプロをやると言うのですからたまりません。衣装小道具照明音響全部あわせての通しです。本番と同じものが要求されるのが、ゲネプロです。


Dsc_9804


今回で二回しかゲネが無いという、とんでもない劇団で有名です。今回完璧に通せたのですが、前はチョンぎったとか。
これはなんと言えば良いのか。袋に入った子猫売るのですよ。自分で確認していないものを売りつける悪徳商人なのです。こんな劇団の公演を、私は絶対保証を付けています。絶対楽しめます。
ただ騒がしいのが嫌いな人、アングラ嫌いな人はダメでしょう。と平田オリザが好きな人も難しいかもしれません



Dsc_9874


そんな劇団なのですが、まず役者は盛岡でトップクラス。多分どこ持って行っても大丈夫なレベルです。盛岡最強なのです。仙台楽勝です。
基本的にネタしかありません。そのネタがどう調理されているのかが見所です。それがもう全編です。すべてに渡ってネタなのです。


Dsc_9930


ネタバレはあまりしない方が良いのですが、プロレスファン必見。次がガンダムとジョジョファンです。台詞の10%はあるのでしょうか。時事ネタも実は絡んでいますのでその辺もお見逃し無く。
あとですね、岩手大学出身で「幸楽園」という店を知っている方は、必見です。ある意味再現されています。


Dsc_9980


ポストモダニズム的に徹底して構成されている舞台です。とはいってもそういった構造解析がいらないと言うのが、ワイヤーです。もう引用がどんどん変容してゆくのですから。あぶくのように消える台詞が、いつの間にか自分の中でどんどん結びつきます。


しかしだな、瀬川って本当に青島幸男とクレイジーキャッツだな。最高だ。


Dsc_9999


ストロングスタイルの舞台。これは見るべきだ。最強と言うのはどうゆうものなのか、誰もが知らない境地を、彼らは作り出す。これを体験しなければ24世紀の芝居は語れないだろう。


Dsc_0673


さて本当にゲネプロが出来たのかなのだが、出来た。これが証拠写真だ。エンドロールまでやってしまったのだ。

私は今、猛烈に感動している。大脳を全稼働させた。それが小脳にまで影響している。前頭葉の血流増大でおきた頭痛は後頭部に移動し、運動視野を侵すレベルであった。笑いたくとも笑うとシャッター切れないこの抑制状況でおきた反応なのだが、多分誰もが後頭部が麻痺するだろう。
笑いすぎて。


ベスト・バイです。とにかく凄いので、このチケット、前売り1200円時点で本当に格安です。ただし「よしこ」と比べれば、圧倒的に好き嫌いが激しいハズなのですが、以外と高齢者にもウケているようです。この辺りも昭和の香りのする良い所なのかもしれません。
今回の公演ですが、12月22日(土)14:00、19:00・12月23日(日)14:00開演です。30分前に入場です。お間違えの無いように。まだ22日の19時と23日のチケットは、ネットによればありそうだ。


今回は、あの宇宙大戦争を丸く治めつつ、実は拡大しているのも凄い。とにかく笑える。笑えなくともとんでもない事が目の前にあるのだ。ハリウッド映画のウソッパチでは無い。
一押しなのだが、コント55号が大好きな人にはオススメだ。実は構造は











というかオススメだ。本年一押しだ。