雪かきのために、いったんイルミネーションのLEDを外したのですが、スイッチが奥に入り込んで出てこなくなったり。ついたり消えたりイロイロ起きました。
そして、なんとスッパリ切れているものもあります。どうゆう事なのでしょうか。あけてみます。
スイッチは固定されていません。そして電線なのですが、これが被服が爪でつまんで引っ張ればきれいに剥けて電線が簡単に出てしまうもの。被服の強度がとても弱いのです。これでスパっと切れたようです。
この電線ですが、ここまで弱いとなれば値段だけでは無さそうです。生産工程で一番手間なのが電線の皮むきでしょうか。これを簡便にするために意図的に弱いものを使っているのでしょう。
左の方の電線に白く見えているのが、現在劣化している部分。
スイッチを取り外して、直結にしてしまいます。電池を外して消した方が良いと。なおLEDには極性がありますので、ハンダ付けをする前につくかどうかを確認して直結します。
この緑のLEDは、スイッチ以外は何もついていなかったのですが、赤と黄色には抵抗が入っていました。電圧調整のためでしょうか。省電力がウリのLED電球ですが、抵抗が入る事で消費電力がムダに上がっているようにも感じます。明るさの調整の意味もあるのでしょうか。
いずれスイッチが固定されていないのと、抵抗線に被服が無い事から、何らかの衝撃で抵抗の意味が無くなるとか、ショートの原因にもなりそうです。あんまり良いスイッチでもないので、やっぱり外します。
そういえば昔電気製品の話しで、スイッチって言うのが凄くめんどくさい商品だと聞きました。絶縁体の問題や、そこを通る電力の問題や、大きさなどイロイロなのです。その中で一番面倒くさいのが、押し心地とか、確実な感じとか、フェザータッチでありながら実は確実に押さないとつかないとか、人の感性とスイッチの目的によっていろいろな仕様があって、それにあわせて多品種少量生産になると言う事だった。
解りやすい例はパソコンのキーボードだろうか。ウインのボードがどちらかと言えば音が大きくカチカチと確実に押すタイプのスイッチが並んでいて、マックのキーボードは音が小さくモコモコとしたタッチで軽かった。ウインユーザーがマックのキーボードをさわると、本当に押したのかどうか不安になり、逆のパターンではとっても疲れると言う事になる。
しかしだ。両社の初期のキーボードを知っているが、とっても壊れやすかった。理由はあれだけの数のスイッチ類を、均一になおかつ丈夫に作るのが難しかったからだ。その上リターンキーのように大きい分力が入って叩くキーもある。リターンキーはその上斜めからも打たれる事があるので、特に強度が要求される。そしてスペースキーのように押す回数の多いキーもある。
これらが解るようになってから、あるキーは信頼性の特に高いものとか、リターンキーは特別設計にしましょうとか、そうなってようやく寿命が長くなった。
古い事を思い出しました。何しろ過去のヒューマンインターフェースですから。実は今のタッチパネルを20年前に持って行っても、誰も受け付けないかもしれません。確実でない感じが、人を不安に感じさせるものになったと思います。
さて25日で撤去しようと考えていたのですが、修理もしたし、それと以外とウケています。
「なに~コレ~キレ~、えっ氷なの、わ!カワイイ~」とお褒めの言葉が、台所に立っていると聞こえてきます。カワイイ~と言う声は、たぶんズゴックの事だと思います。上から見れば金魚かなんかに見えますから。
もうちょっと見せ方を改良したいものです。