通常こういった迷い鳥は長居しないものですが、高松の池が気に入ったのか今日もいました。これで三日目でしょうか。
ちょっと愛着がわいてきました。
ただなんかどこか、よくわからない鳥です。おっとりしているというか、なんというか。
ちょっとがんばりました。黒鳥の羽の下には白い羽があります。完全に黒ではありません。翼を広げたらきれいなのにと思うのですが、なかなかそうしてくれません。
知らない土地に来て緊張しているのかとも思えますが、人から餌を貰っている様子を見れば、何か違います。
近づいてきました。なにしとんや!ワレェと言った具合でしょうか。
ただ単に目つきが悪いようです。
そしてすぐに寝ます。
仲間が来てウエイクアップ!とはいってもおっとりしています。
どうも黒鳥はそう言った鳥のようです。なにしろオーストラリア原産です。あのカンガルーやコアラの土地です。天敵が少ない土地の生まれです。
白鳥が豪快に水浴びをしています。こういった動作は黒鳥には滅多に無さそうです。
いつも鳥の名前を呼びながら餌を与えている方がいるのですが、黒鳥に対して「こいつらトロイ」と言っていました。多分そうなのでしょう。
毛繕いなどはいつでも逃げられるように備えている本能です。どうも鈍いのはそんな事かと。
この写真で変だと思う人がいたらありがたいのですが。足の位置がもの凄く変なのですよ。翼の下に格納できるほど上に上がっています。白鳥でもここまで上にあるのは毛繕いとかそう言った作業の時なのですが、ポヤ~ンと浮かんでいるだけなのに足がこの位置?なのです。どうも片足はしっかり水中にありそうです。股関節がよっぽど柔らかいのでしょうか。
昔にニュージーランドにも生息していたようなのですが、マオリ族が入って以降絶滅したと言う話しがありました。オーストラリアでも人の少ない西海岸に生息していると言う事は、とても捕まえやすかったと言う事なのでしょうか。
水鳥は、水面から離陸するために陸上や樹上から飛び立つより大きなエネルギーを必要とします。水の摩擦と言うか粘着と言おうか、とても重いわけです。そのために翼と足を使ってスピードを上げてゆきます。なので危機に対しては足が出来るだけ水中に近いか入っている方が有利なのです。なのですぐに飛び立つカモの類いはほとんど水中に足があります。敵が少ない場所で毛繕いをしたりするのは、彼らなりの危機管理です。
どうも黒鳥にはそれが無いようです。
さてこの写真ですが、手前の黒鳥の首に注目して頂きたいのです。もの凄く柔らかい首の関節のようです。正直な所ヘビみたいに曲がります。
仲良き事は美しきかな。
と言う事で、白鳥のように首がスッキリとなった黒鳥を狙ってみました。するとこれはこれで面白くないわけです。あのヨーロッパのお菓子の白鳥のように、きれいな円弧を描いた首ではないわけです。
そこでなんとなく気がつきました。日本の白鳥はシベリア原産だったと言う事です。ヨーロッパやオーストラリアだとそんなにピリっとしなくて済んだのでしょう。
と言う事でウクライナが円満に進む事を祈念しますが、かなり難しいと考えています。ロシア革命の発端地のクリミヤ半島をロシアが手放せるかと言えば、相当難しいからです。あそこからの反乱と言うのは、地政学上致命的だったのは確かです。その過去が今の状態を生んでいます。
真面目にシリアとウクライナとなれば、トルコが不安定になるのでは?そう考えられます。周辺ではイラクとアフガニスタン、そして遠く離れますがリビア情勢もあります。エジプトだって確実とは言えない状況です。
そして円の真ん中にイスラエルがあります。
世界大戦が起こる可能性がわずかですが、ある、そう言った状況です。