天気予報通りの天候になった。朝から断続的に雨が降り、昼からはずっと降っている。夕方からは風が更に強くなり、暴風雨の様相になって来た。
最近NHKFMのクラシックの迷宮が面白い。時々録音して聞いているが、今日はまとめて聞いてみた。今週の土曜日のワーグナーのニュルンベルクのマイスタージンガー日本初演抜粋がもの凄く面白かった。日本語での歌と言うのは、劇が解りやすくていい。
そして日経ビジネスオンラインとか3週間も積ん読く状態の記事を読んだりしていた。
でも記事はまだ読み終わらない。他にも面白い記事が見つかったりするからだ。毎日新聞の「インド:「PM2.5で寿命3年短く」米大教授が発表」と言う記事があった。
インドのPM2.5の基準(1立方メートル当たり40マイクログラム)を超えた地域と下回った地域を比較した。基準を超えた地域の年間平均値は72.3マイクログラム(2010年)で、住民は国民の半数に当たる6億2000万人。こうした「汚染地域」に住む住民の平均寿命がそうでない地域より「3.3年短くなる」
さて深刻な事態だ。年間平均はこの値より圧倒的に低い盛岡だが、それでも今月は高めに推移している。やはり「ただちに健康被害はない」のも間違いなく、この程度だと東京都と、盛岡よりいっそう空気のいい北海道の道東地区都の比較で、呼吸器系の障害の差がはっきりと出ているはずだ。でも聞いた事が無い。
多分タバコの害の方が大きいだろう。タバコのみが言うんだから正しい。
これに対し、シンポに出席したインド10+件科学技術庁のラマサミ次官は、「PM2.5と健康被害の因果関係が立証されていない」と反論。「そもそも人間は輪廻(りんね)で生まれ変わるので、多少寿命が短くなっても問題ない」とも述べ、会場から苦笑をさそった。
この考えは有効だと思う。でも国内のイスラムやキリスト教徒、仏教徒を意識していない発言なのはいただけない。
しかしPM2.5にはまだ謎が多い。そしてその前なのだが、二年前から話題になっている。ここが問題だ。
放射能を隠すためなんじゃないの?そうなる。多分そうなのだが、今まで確認されなかった数値が平気で出るようになっている、と言われている。丁度良かったのかもしれない。
そらまめ君の過去データー検索機能をまだ使っていないので解らないのだが、実のところ本当に中国由来かどうかが、よくわからない。例えば盛岡では上田と津志田に観察局がある。距離にして3キロも離れていない。そして地形が違う。津志田局は西に山があり、上田局は国道4号と46号の交差点にあり、西の風の通り道になっている。
津志田局に対して上田局が高い数字を出すのはこのためなのだが、そうすれば交通量のファクターの方が大きいとなる。
実際報道でも、「中国由来と思われる」と言う発言がよほどでない限りでなくなった。
不思議な事に、雨の日でもPM2.5が高い事はある。風があってもそうだ。単なる煤ではないわけで、なぜか大気中で化学物質が凝集する現象が主体だからだ。
このなかで、PM2.5の中に含まれる化学物質と黄砂が混じった場合では、発がん性物質が増えると言う研究が発表された。ただこの研究がただしいかどうかは解らない。もう少しPM2.5は複雑な話である。雨と風を考えても、イレギュラーが多すぎる。
黄砂とPM2.5も連動しているとは思えない所がある。かなり解らない事だと思う。いや解らない方がいい何かがありそうだ。
夕方からの強風は、さすがのPM2.5を吹き飛ばした。そのかわりみぞれから雪へと変った。
そもそも人間は輪廻(りんね)で生まれ変わるので、多少寿命が短くなっても問題ない
奥が深い言葉です。人種差別からカースト制度を容認する方向に行けば最悪です。そう言った方向にインドが動きそうな状況での発言ですので、もう少し注目されるべきだと思います。
それでも人は生きようとするのです。
小保方論文を言い換えてみました。