19日は穏やかな天気だった。高松の池では池の底で眠っていた鯉がわき出していた。
大抵の水鳥はこの鯉を嫌っているのだが、キンクロハジロだけはどうもそうではないらしい。果敢に餌をとりに出ている。
とはいえこの状態。これでは大抵の鳥は嫌うだろう。あんまりもの気持ち悪さに、子供が逆に喜んで餌を与えていました。
池の氷もかなり溶けて来たので、カラスの集会も場所が変わったようです。
さて急展開のウクライナ情勢ですが、どうなるんでしょうね。結局東部と南部、そして西部に分裂するのでしょうか。
いままでいろんな解説を読みましたが、どうもすっきりしません。そもそもウクライナと言う国の成り立ちがとてもめんどくさかったりします。今一番問題になっているクリミヤも、元はタタールの土地だったのをソ連時代に追い払って、ロシア人とウクライナ人の土地になり、フルシチョフのソ連がウクライナに割譲して、そこにいた人のうち多くがウクライナ人になったわけです。そしてタタール人の帰還が認められて彼らもウクライナ人になったわけです。
ここでもう一つ考えなければいけないのは、クリミヤは自治権がある事、そしてキエフとの関係です。どうも良くなかったのではないのかと思います。元々ロシアとのつながりが強い地域で、ロシア語を公用語から外すと言う話をしている西部のキエフの現政権との関係はよくないでしょう。その前に、キエフでの汚職は、その壮絶な汚職はどう見えていたのかも気になります。
ウクライナと言う国は、とても変わった国です。主な産業が、農業、これはよくわかりますが宇宙・軍事産業となればどうでしょうか。もちろん中間の工業や重工業もありますが、こういった国はイスラエルしか知りません。
そして一人当たりのGNPとかを見てゆけば、もの凄く貧富の差の激しい国なのではないのかと思います。その上政権の汚職が続いてしまえば、分裂するのも致し方ないような気になってしまいます。
20日は一日中みぞれでした。午後から雪になり、しかもかなり大粒な、どんどん積もってゆきます。
それでも重すぎるのでどんどん潰れて溶けてゆきます。
ウクライナの話に戻りますが、民族主義と言うのは果たして正しい事なのでしょうか。今まで民族主義を標榜した国家で、健全に発展した例がないように感じるのは、歴史に無知だからでしょうか。
どうも民族主義を標榜しない国家が発展しているように感じるのは私だけでしょうか。
ウクライナの場合は、破綻国家で、西側の民族主義に東側が愛想を尽かして、ベターを選択したようにも見えます。
クリミヤの投票ですが、面白い事になったと思います。あそこには反ロシアのタタール人がいるはずなのですが、彼らもウクライナよりロシアをとったと言う結果です。もちろんロシアからの圧力があるからそうしたかもしれません。しかし、反ロシアの彼らはそう言った行動をとるのでしょうか。
圧力は考えなければいけません。でも選挙結果で暴動が起きてもおかしくないと思うのですが、それが一切ありません。
さてこうなれば、プーチンの次の手段はどうなるのでしょうか。多分ロシアに一回併合した上で、期間を置いて独立させる方法をとるのでしょう。
ただギリシャと比較すると別な側面があると思います。国家が取引の材料になっていると言う点です。ギリシャはEUです。でもウクライナは違います。その曖昧さが、大国ウクライナを超大国が翻弄しているのかもしれません。
新たな帝国主義の出現と言われていますが、意外と古い覇権主義のように見えてきました。
21日には10㎝の降雪でした。残念ながらその雪を撮影できなかった。その前に雪かきをしなければいけなかったからです。なのでこれは20日の写真。
昔鹿児島の人に、雪は最後には溶けるだろう、火山灰は残るんだぞ、と言われたのを思い出しました。
雪解けと言われるたびに、大雪が降るのが国際情勢なのでしょうか。でもそれが雪だったらいいのですが。