釣り堀の方にアオサギがいた。いつも思うのだが、昔はこんなにサギがいなかった。地球温暖化のせいとも思っていたが、最近ではただ単に個体数が増えてこんな北まで生息域を伸ばしていると言う事なのだろう、そう考えている。
カラスの群れが飛んでいます。
さまよえるカラス達ですが、高松の池の氷も溶けて、集積地を変更したようです。近くの山なのですが、冬に観察した時点より数が多いように感じます。
高松の池でも釣り堀の当たりでは、鳥もすこし警戒心が強くなるようです。
アオサギもなかなか近寄らせてくれません。
飛んでしまいました。
ウクライナ情勢でフト思ったのですが、汚職の無い国を挙げろと言われたらどこの国でしょうか。私が思いつくのはキューバくらいでしょうか。もちろんキューバでも小役人の小銭稼ぎ程度はあるでしょうが、ウクライナの話とかを聞いていれば、その程度では済まない汚職です。
でも汚職と言う言い方は、実はどうなのでしょうか。汚職と言うのは権力者の普遍的行為と考えた方が早そうです。「汚」では無くて、「職」になりがちなのが権力者なのだ、そう考えるべきなのかもしれません。
もしかすると正統性のある汚職と言うのも存在するのかもしれません。例えば親族を優先するクローニーキャピタリズムはそうかもしれません。これは解っている人を信用する心理から生まれていると思います。また側近政治もそうです。
ロシアのように苛烈な場合もあります。オルガリヒといえば新興財閥と書かれますが、新興も減ってくれも無く、つい20年程度で出来た財閥です。それ以前には国営企業しか無かった国ですから「成り上がり」でしかありません。なので政治家から切られたりする運命があります。恐ろしい世界です。
翻ってアメリカは洗練された体系をもっています。ロビー活動と寄附です。ある団体が自分の意図する政策に国を動かそうとする場合、表では議員に直接働きかけるロビー活動を行います。その際出来る限り議員を説得させる材料を出来るだけ一般に公開しなければいけません。なので財団のペーパーなんかあったりします。そしてその財団から寄附があると言う形です。一応の透明性を持っていますが、あんまり露骨だと裁判所に訴えられる可能性もあります。
その上何が利益誘導になったのかが明快でない場合が多くなっていると思います。
リクルートコスモス事件のように、利益誘導が不明瞭で、多分おつきあいで出した未公開株が賄賂にあたると言われた件があります。
冤罪ではないのかとも言われていますが、新興企業が権力に近づこうとした時に通らなければいけなかった道なのかなと思います。菅原道真を思い出しました。品行方正だったとは、思いますが。
さてカラスの写真が続いていますが、ここまで来るとかなり面白いです。カラスそのものが面白いです。今年ねぐらを奪われたカラス達ですが、その迷走も凄かったのですが、新たな集結点を手に入れたように感じます。
さてどうしようか。
追記
汚職もクローニキャピタルも、不安定な国家で起きやすいのも一般的だ。安定した国家でも、権力者の追放や死刑が頻発する国では起きやすいと言えるだろう。ようは荒稼ぎをして海外に逃げると言うことを、はじめっから考えているわけだ。それでもの凄く大規模な汚職になる。
中国だと汚職がバレると死刑だし、韓国でも大統領の汚職が見つかった場合、悲惨な事になる。だから彼らはクローニーに走って利益を分散するのだろう。
日本だと、相互監視が厳しくて汚職に限界があるのではないのだろうか。それと死刑になるわけではない。ロッキード事件ですら億一桁で済んでいる。
イタリアは?何しろムッソリーニを公開吊るし首にした国だからなぁ~。