
一応まだ正月なのだが、官公庁の仕事始めは実際の正月の終了の意味だ。それでいてまだ正月の気分は漂っている。イオンに行くとまだ「春の海」を流している。
思えば「春の海」って瀬戸内辺りの本当の春の話だろう。日本海も太平洋もお正月の海は優しくない。
とはいえ近所のスーパーはスッキリさわやか、お正月はとうに過ぎ去った感じです。
今日の気温は高く、5度を超えた様です。おかげで氷がかなり溶けています。しかしこの水の行き先が無い。排水溝も氷で覆われてしまっているからだ。そこで排水溝の回りに融雪剤をまいて、水の流れ先を作ってやる。夕方までには無くなっていた。

さて盛岡のお正月の景気ですが、まだはっきりと見えてはいません。12月の選挙から始まった低迷感ですが、クリスマスを22日か23日に行う人が多かったと言うのがあります。もう既にクリスマスは日本独自のイベントと言い切れるようになった様です。12月27・28日のお正月戦線もイマイチ盛り上がりませんでした。お正月は特別と言うニュアンスが全くなかったと言えそうです。
それでは初売りはどうだったかと言えば、明暗が分かれたと言うべきでしょう。前潟イオンはかなりがんばってはいたが、来客者数が10%ダウンと見られています。それでいて前年度比を超える売り上げの店がある訳です。店によっては四年連続売り上げを伸ばしている様です。それでは近所のスーパーですが、1日営業を辞めてしまうほどの消極性でしたが、その通りで初売りの2日は空いていました。それが4日には来客者数が増大しました。実はイオンもそうだったので、考えどころです。円安なので海外旅行は少なくなりましたし、国内旅行も近場であったと思われます。なぜ四日に客数が伸びたのか。
これは解らないです。ただもしかすると選挙疲れかもしれません。何のかんのと言いながら選挙は大イベントです。そして投票率から見える通りに、人が逃げるイベントです。今まではお金持ちと貧乏人の2極化で説明が出来ましたが、イベント回避が起きたのではないのかと考えています。まああれだけ国が教育から宣伝で選挙に行こうとして来た訳で、それに反して動くと言うのは何か後ろめたい訳です。で、後に続くクリスマスやお正月もそこそこでいいや、となってしまったのではないのかと。
宣伝や広告になんか流されたくない気分になってしまうのですよ、あの選挙公約を聞くと。しばらく何もかも嘘くさく感じるのに、お正月商品の実態もネットで知られてしまっている訳で、この年末イベントが終わって日常に戻る瞬間に消費が戻った、そうゆう事なのかと思います。
ただそれでもイベント重視の人たちはいる訳です。それはそこそこ景気に関与したと思うのですが、近所のスーパーで見る限り老人達はイベントに乗ってこなかった訳です。そこを予測したのは凄いと思った。オペレーション最小限でやっていたかな。

以前から気になっていた店?です。高松の池のバス通りに小さくある店です。cafe 302です。自家焙煎コーヒー屋は盛岡にいっぱいありますがその中で最小面積の店舗です。コーヒー焙煎の窯も多分最小容積。
で、一番の話題は福井和彦がやっている店だと言う事です。盛岡では割と有名人です。コンサルも出来る現代美術家と言う良くわからない立ち位置です。そして店舗営業が不定期。そもそもcafe 302は移動店舗の営業形態なので、ここもその一店舗と言う感覚がある様です。コーヒー豆は「店主厳選」といいたい所ですが、変な所の豆ばっかり置いています。東ティモールとか。この辺りは奥深いものがありそうですが、彼は左翼ではないと言い切ります。アナーキストかリバタリアンです。
この店は店主の許可があれば、是非取材したいですね。ちょっと別項目にしないと難しいです。

歯医者を予約していたので、変に時間が余ったらこうゆう出会いがあったと。ただ時間が過ぎるのを忘れていた。気がついたら2時半だった。

そう思って高松の池でネタ拾いをしてみたら、なんと歯医者の予約は四時だった。30分も時間に余裕ができた。かといってまたあそこに行くかと言えば、それは無理。

経済評論を読んでいても今年の景気は、読めませんというのが本当だろう。思いっきりパキっと分かれている。自分でも年末年始の動向が余りにも解りにくいので、判断が出来ないと言う所があります。
そして原油安が本来はこの東北の家計にプラスになるはずなのですが、ここにタイムラグがある訳です。10月時点でまさかここまで下がるとは誰もが思わなかった訳です。そこで10月中旬から11月初頭まで灯油タンクを満タンにしたご家庭も多いのではないのかと思います。
捕捉しますが、東北のような寒冷地では、一軒家の暖房のために500リッターのタンクなんかを設置している訳です。これで2ヶ月持たないと言うのが普通です。なので11月前半に石油タンクを250リッター入れたご家庭では、大損感がある訳です。なにしろ18ℓ1890円から1580円です。43000円損した事になります。
現実的にタンクにどの程度灯油を入れるかと言うのは、各家庭でのある意味バクチです。ただ北海ブレンドとか先物までみて判断している訳ではありません。ましてや気象庁の長期予報などを見て判断する訳ではありません。実売価格の動向しか見れない訳です。それが円安でイマイチ原油安を実感出来なかった、というのが判断のゆるみになったのかと思います。
実際私も、ここまで下がるとは思っていなかった。実際の所製油所の再編とか、重油から灯油を作るクラッキング施設の廃止とか、そう言った問題がある訳です。2005年くらいまで、灯油は需要期になると値下がりするのか不思議に思わなかったかです。
ここには最大需要者がいる訳です。生協です。灯油をまとめて年いくらで購入契約をするのです。これが実は大きなカギでした。もちろん生協もかなり計算した上で価格を決めているのですが、予測がつかなくなったのが1990年当たりでしょうか。ハズレを引く年が出てきます。で、業界的には生協は高値で取引してくれる存在に変わった訳です。その上各ガソリンスタンドから顧客確保のために灯油原価の値下げが行われます。そこで、生協価格から少しやすい値段で売ると言う状態があった訳です。
ここでクラッキング等の施設が生きる訳ですが、これはコストがかかります。重油から灯油まで分解するのですから、触媒からエネルギーまでかかる訳です。ただそこまでして各メーカーが生き残れるかと言えばそうではない訳です。特に原油高の時期は、原油を取引出来る資本力になってしまう訳です。弱い資本は高値でないと原油を買えない状態になる訳です。メジャー再編とか国内ガソリンスタンド再編とかは、円高でも進行した訳です。
次ぎに国内需要の見通しが暗かったと言うのがあります。クラッキング技術は主にガソリンを作るためにあったものですが、灯油も出来た。この両方の消費動向が暗かったと言うのはあります。高齢化社会があったからです。あとは当時ではイマイチだったはずなのですが太陽発電などの施設ですね。
選択と集中と言う事では、価格競争はガソリンで。灯油は先行き暗いから放置で、というニュアンスはありました。
灯油価格はそう言った主戦場から外れる事で高くなったのではないのかと思います。なお生協も灯油価格を変動相場制に代えているはずです。なので生協から買ったら高値になってしまったと言うのは無いはずですが、今でも初回の石油元売りと生協交渉価格は小売り相場に影響があります。
さてこの状況で、灯油安を9月までに予想出来た人はどの程度いるのでしょうか。いないと思いますよ。私だって100円程度だろうと思っていました。OPEC以降それがドンドコ崩れて行くのですが、あれを普通の人が予測出来る訳無いでしょ。
この大損感は凄いと思う。特に11月下旬に厳冬を予想した人の失望は凄いと思う。

今日の暖かさでかなり氷が薄くなって来ています。その薄くなった所を白鳥が歩いて行くのです。いやこれはズボッと落ちる所を見たいのですが、白鳥は難なく渡って行きました。
歯医者ですか。いい医者だと思います。ただ全治療が終わるのは今から1年後以上だと言うのが解りました。前歯だけでも春。
保険の問題とかクレームの問題とか一杯あるようなのですが、この遅さは医療としては正しいのです。何しろ死なないですから。よっぽどでない限り急に容態が変わる事も無いと言うのがある訳で。
新しい替歯に後2週間。でもこの替歯は良く作ってもらったと思う。時間をかける方がいいのが良くわかる所だ。
でもなぁ。