今日は7時から10時にかけて猛烈に雪が降った。3時間で10センチだ。その後は天候も安定した。チョロっと仕事をしてそれから町内の除雪、そして歯医者と何か忙しかった。
チョウセンゴヨウマツですね。例の松の実です。松ぼっくりをほぐして中の大きな種を出して、固い殻を割って頂きます。身のは言っていない奴が多いのが難点です。
盛岡市内ではサザンカは難しいですね。
さて今週は欧州中央銀行の会議があり、そこで量的緩和が認められると言われている。多分確実だろう。スイスがスイスフラン防衛を諦めたと言うのがある。上限設定措置の撤廃を決めた。ユーロ安が確実になるから、スイスフランを買い支える大量の資金をどうするのかと言う問題にブチ当たったのだろう。
なお量的緩和は、実は日本がはじめにやったと言われている。日銀が2006年3月で突然止めてしまったものだ。ただこの時は規模が小さかった。この反省からアメリカは規模を大きくしてのぞんだ訳だ。アメリカは手じまいの途中だが、日本では規模を大きくして現在続行中、EUもこの流れから行けば大規模に行うはずなのだが、連合通貨なのでどう転ぶか解らない。
そしてギリシャの総選挙がある。しかも名誉職である大統領を誰にするかで議会がモメにモメたあげくの選挙だ。もの凄く厄介なのは有力政党がEUが支持する緊縮財政を全否定している事だ。もしも総選挙で中道派が弱くなれば、ユーロの不安材料そのものになる。なので、というかそれでドイツで損切り的な話が伝わって来ている。ギリシャのユーロ離脱を認めるというものだ。
ドイツ国民はギリシャへの財政支援を、自分たちの税金がドブに捨てられると反対した。それでもEUを守るために政治決断した訳だが、その努力を考えないギリシャに諦めが出ているのだろう。そしてギリシャ離脱があったとしても、準備ができていると言う事なのだろう。
ローマ帝国史を見ていると、ローマのギリシャ愛というのがある。ヨーロッパ発祥の地という聖地でもあるからそうなのだ。だからEUも我慢していた所はあったが、堪忍袋がきれそうなようだ。
岩手県で言えば、平泉町だろうか。プライドの高さと現状が一致していない。
ギリシャで何かあった場合、ウクライナに飛び火するだろう。自由は簡単だ。ギリシャもムチャクチャだったがウクライナもどっこいどっこいだ。EUに入れていいのかどうか、ましてやユーロに加盟させてはいけないのは間違いが無い。それを政治判断で入れようとして来た向きにブレーキがかかるのではないのか。NATOもどうなのか?そう言った所がある。
日本の話題では、東京大学が軍事研究を解禁すると言うニュースがあった。ただこれは産經新聞発と言うだけあってかなりのフライングのようだ。
大学では論文発表してなんぼの研究者がいる所だ。だから完全軍事ものは研究対象にならない。公開前提でなければいけないからだ。しかも全体ではなく情報理工学系研究科のガイドライン改正で、直接的軍事研究はしないが危なそうなものは研究者の良識に任せる程度だ。
更に東大そのものも、軍事研究を明快に禁止している訳ではない。これはデュアルユースという考えだけではない。軍隊と言う組織の持つ問題だ。その広さ故に無理と言うのが実情だ。
軍隊と言えばその扱う兵器が考えられる。だから工学部とかが疑われやすい。それでは理学部は?原爆の理論を作ったのは、その基礎研究だった。薬学部は?過去には兵士にアンフェタミンを与えていた軍隊があったな。心理学は?いまや軍隊でのPTSD問題に関わっている。実は経済学も軍は情報を集めているものだぞ。
いやその前にソニーのゲーム機を連結させればスーパーコンピューターになるんじゃないのかと実証実験したのは、アメリカ軍だった。民生機のように大量にあるものをうまく使えば低予算でスーパーコンピューターになるんじゃないのかという話だ。
なおプレイステーションは北朝鮮に無いはずだ。輸出規制されているからだ。どんだけヤバいものかと言えばプレイステーション2でノドンを8発自動誘導出来る能力がある。ところが北朝鮮からゲームに参加しているユーザーがいると言われている。
軍隊と言うのは生活単位である。そして目的からありとあらゆる知見を集めて効率よく動くように準備している。その中で公開されている最先端の情報というのは貴重なものだ。だが直接投資は滅多にしない。
なぜ産經新聞がこういった記事を書いたのかと言えば、東京大学と言うシンボルとその過大評価にあると思う。多大な予算を使って何にも役に立たんものばかり研究しているという批判がある上で、安心してこの記事を書いたのだろう。
東大が研究したら画期的な兵器が出来るのではないのか?
間違ってもそれは無い。それを作る工業力が重要なのだ。日本にはそれがあるかもしれないが、研究室から出たばっかりの技術を応用させるためには多大な予算が必要になる。そこまでの体力のある企業は極めて少ないということだ。
アメリカでも、秘密漏洩の防止のために応用は民間企業に委託しているのではないのかな?
ただ国立大学改革プランでの文系削減と言う流れを見ても、この技術主導型の国家観はどうなのかと思う。意味が無いのではないのかと思う。大戦中の科学朝日のような単純な考えに見える。
例えればiPhoneかも知れない。使う人への洞察があったからの技術であって、そういった哲学や心理学などが駆使されていないとできなかったものだ。今でもカラシニコフは動いているが、それは戦場での心理を知り尽くしたから生まれた兵器だ。
そういった文化の側面を解っていない。
簑田驚胸の再来かも知れない。当ブログでは簑田驚胸の名を散々書いているが、彼は極めて硬真面目だったんだけど、最悪なくらいに国家に裏切られた人間だ。
右翼、頭に乗り過ぎだ。危険だぞ。
いつまでも あると思うな 言論の自由
子供が模様を傘で描いてゆきました。手前の手形が可愛いです。
さて今週はいろいろありそうです。
ps
またでた。味の素のコマーシャル。最近体重ネタはしゃべっていないと思うのだが。体重80キロで体脂肪率18%だったらいいんじゃないの。