カルテ番号 は・9(17)
院長は静かに言った。
「最初に性は生命だ、と言ったでしょ。
生命は共通でもあり、たった一つのオリジナルでもあるのです。
今、私が話しているのは共通する側のことです。
ある男女に限れば、それは個と個のこととなり、とても複雑に混じり合ってしまうのです。
分析などは、表面だけなのですねぇ。
だから、男女の事柄に理性で口を挟むのは・・・・アホなのです」
その言い方に、原奈緒子は笑った。
「私、こんな話、初めてです。
性は誰でも一番身近な事柄なのに、何も知らなかったです。
誰も教えてくれないし、誰も知らんぷりして生きています」
院長も笑った。
「大切でもあり、興味もあるのに、正面から向き合わないですね。
性、あるいは、生命に正面から向き合わない時代は歪んでいます」
ここで、院長は時間を見た。
「どうしましょう?一応時間になりましたが・・・」
「もう少し、授業を続けて下さい」
「はい。それでは、性欲、性力に続いて、性感ですね。
これは、仕組みは単純、深さ、あるいは高さはとてもあります。
しかも、感覚ですから、あくまで本人次第となります。
性に関して、方向を示すセンサーであり、誘導する乗り物でもあります」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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