カルテ番号 ふ・5(40)
「藤川さんは、アーユルヴェーダについて御存知ですか?」
「言葉は知っていますが、内容は詳しく知りません」
院長はゆっくり話し始めた。
「訳し方は幾つかありますが、生命の実践哲学とでもいいましょうか。
本当は牛のアーユルヴェーダも猿のアーユルヴェーダもあるそうですよ。
でも、一応、人間のアーユルヴェーダが伝えられています」
一体どういう話の展開なのだろう?
藤川良恵は黙って聞いていた。
「生命をいかに最大最高に活かすか、という方法について伝えたものです。
当然、毎日の生活に活かす方法ですし、生き方といってもいいでしょう。
その中に病からの回復法があり、医学としての応用する方法もあります。
ですが、本筋は生命の活かし方、それは幸せになる方法でもある、と説いています。
ですから、幸福の哲学とも訳されます」
アーユルヴェーダについては、極、その一片だけが伝わっている、という。
膨大な全容を知る者はいない、といってもいいようだ。
インドにはアーユルヴェーダ医もアーユルヴェーダ学者もいる。
だが、一生かけてもアーユルヴェーダのほんの一部しか知りえないようだ。
生命について、というとてつもなく大きなテーマの完成版ともいわれている。
残念だが、現在で全容を知ることはできない。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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