水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1225」

2017-03-23 18:40:26 | Weblog



カルテ番号 れ・1(23)

院長は少し間をおいてから言葉を続けた。
「罪という概念を作ったのは人間です。
猫が猫に害を与えていないネズミを殺して食べても罪とは言いません。
そして、猫にも殺されたネズミにも、罰はありません。
無理を重ね、ケアもしなくて病になったのは、罪でも罰でもありません。
自然の成り行きです。
そして、自然はかなり幅があります。

病になっても、回復できるのです。
かなり厳しい状況からでも、回復できる幅があります。
ただし、あきらめると回復し難くなります。
昨今は、インターネットなどをうのみにして情報が溢れています。
簡単に結論を出し、病からの回復に本気を出さない事もあります。
生命は、最後まで、あきらめない。
それなのに、本人の心があきらめてしまうと、生命は困るのです」

院長の話は、生命と本人の心を分けて話している。
生命は、身体の事だろう。
心は、考えとか意識なのだろう。
生命は、本人よりも、ずっと大きい存在。
同一視してしまうと、小さな生命になってしまう。
冷泉美和は、ここに来た意味がもうすぐつかめそうな予感がした。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~)
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