山・16
一緒に登る仲間がいる。
パーティという。
私は山岳会の仲間だった。
しかも先輩。
一般のペースよりも早く登る。
当然、疲れる。
かなり、疲れる。
すると、思う。
誰か「休もう」と言わないかな。
自分の根性無しが頭を持ち上げる。
といって、自分からは言いたくない。
そんな思いで登り続けるのだ。
決して、素敵なものではない。
やっと頂上に着く。
もう登らなくていい。
少しは休める。
景色よりも一段落ついた事が嬉しい。
山の魅力は自分の内部にある。
しかも、陰の内部と向き合うところにある。
(本館は、HP「気の空間・氣功療法院検索
ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)