ある気功師・1037
「ウン考」
インディアントイレはシンプルだが騒音が酷い。
日本なら深遠なる真理に想いを寄せる空間だが、
哲学の本場の空間は、静寂とは無縁だった・・・。
「あ~ウルセェ! 耳鳴りが未だ続いている・・・」
その代わりに、生活の中に生きた哲学が転がっている。
騒音の中、オナゴ達はそれぞれ必死に考えた。
さて、どっち向きに座ったらいいのだろう?
穴が真ん中にあったなら悩まない。
オナゴによって意見が分かれた。
どちらにも正当で性等で聖等な言い分だ。
壁に向かって座ると、膝が壁にぶつかる。
「あら、アタシ、ぶつからないわよ」
ヨガの先生方だから体は柔らかい。
180度開けば、ぶつからない。
でも手をつかないと、インドで初キスが壁になる。
とにかく揺れるのだ・・・。
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