ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

眠らなかった『戦場のピアニスト』

2010年10月17日 | 映画・芸能
最近、映画やテレビのドラマを見ていると、途中でよく居眠りをしてしまいます。これは年のせいか、それとも作品の退屈さからなのかと思っていましたが、きょう見た『戦場のピアニスト』で、その問いに、はっきり答えが得られました。

この映画はノンストップ149分の上映でしたが一睡もすることなく目は最後までぱっちり。鑑賞後もしばらく感じること多く覚醒した状態がつづきました。

2002年、ポーランド、フランスの合作。以前から気になっていた作品です。
なんと幸運にも地元の邑楽町図書館の映画会でゆっくり楽しむことが出来ました。

ラブシーンは一切ない硬派な戦時もの。スリリングな逃亡生活は、「アンネの日記」の音楽家版のよう。ナチスに協力するユダヤ人の自治警察官、心あるドイツ軍将校の存在など、これまでのこの種の映画には見られないアングルからの描かれ方に新鮮さがありました。実話を基にしていることも。

見知らぬ隠れ家に置いてあったピアノの前で、音は出せないものの鍵盤の上で自然に動き出す主人公の手、今風にいうならエアーギターならず“エアーピアノ”といった感じ。

私には流れるメロディが、どの曲も聞いたことの無いものばかりでしたが、きれいなピアノの音色には、凄惨な戦争場面が清められるような感じを受けました。
久々に、感動的な映画に出会えました!!

にほんブログ村 雑感


戦場のピアニスト 予告編


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする