ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

原発はいらない

2011年04月02日 | 原発震災・原発問題

謹んで大震災のお見舞いを申し上げます。
お亡くなりになられた人々に、哀悼の意を捧げます。

『まだ、まにあうのなら Is It Too Late ? 原発はいらない』は1986年のチェルノブイリ原発事故を、一男一女の母、甘蔗珠恵子(かんしゃたえこ)さんが、その想いを長い手紙風にして書き綴った原発への疑問と不信の警鐘の書。

スリーマイル島の事故を
ソ連は「アメリカの原発はお粗末。ソ連製は世界一」

チェルノブイリ事故を
日本は「ソ連の原発はお粗末。日本製は優秀で安全」

そして今度の福島原発・・
この惨状を誰が、今なんというのであろうか。

甲状腺にはヨウ素131 半減期8日
肺にはプルトニウム239 半減期は2万4千年
骨(白血病)にはストロンチウム90 半減期28年
肝臓はコバルト60 半減期5年
生殖腺(不妊)セシウム137 半減期30年

著者、甘蔗珠恵子さんはふつうの主婦の立場から、健康、生活、子どもたちに対して恐ろしい影響を与える放射能被害に多大な関心を寄せる。

原発に囲まれた状況を「高級な家具、装飾品に囲まれて一見、わたしたちは幸福に満ち足りた生活をしていても、家の周りが燃えている事実に気づきましょう。消し止められるうちに・・」。
地球の破滅に導く原子力は無用、原子力は人類と共存できません、と結ぶ。

この書(長い手紙)を書かれたのは1987年!! 5月

今読んでも少しも古くない、読みやすい本です。

It is too late. 

 

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まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙
クリエーター情報なし
地湧社

 

 

コメント (4)
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