チェルノブイリ後の1988年のRCサクセッションのアルバムから。
「サマータイムブルース」と「LOVE ME TENDER 」
サマータイムブルースは、これまで所属の東芝EMIからは発売できず、インディーズレーベルから世に出す。反原ソングを許容するほど原発メーカー、東芝には度量がなかったということか。
このとき日本の原発は37基(現在54基)。もし清志郎のダンナが今、生きていてこの福島の惨状をみたらどんなコメントをしたものか、聞きたかった。
「電力はいらねぇ~電力は余っている」に疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、それについて一言。
日本の発電量は、今でさえ原子力に負っているのは20%台。原子力は小回りがきかず、フル稼動か止めるしかない。需要の変化に合わせて上げ下げできないという大きな弱点があります。決して他の発電設備が能力がないのではなく、原発をフル出力で動かすしかない。そのため天然ガス、石炭、石油、水力などの他の発電所は、電気を作らせてもらえず遊んでいる状態です。また原発はクリーンかといえばそうではありません。稼動に当たって準備、後始末等に多大な化石燃料の使用を前提としています。つまりこの歌詞に誤りはないということになります。
RCサクセション サマータイムブルース~LOVE ME TENDER