なぜ核は、原子力兵器はなくさねばならないのか。それは核が個人を殺すだけでなく、人類そのものを絶滅させかねないからだ。今、世界には2万発の核兵器が存在する。これらの核の脅威によって、地球上の60数億の人類は常に危機にひんしている・・
『全核兵器消滅計画』中島彰著(2005年)を読みました。
マンハッタン計画で長崎に投下したしたプルトニウム原子爆弾製造の際、「未熟爆弾現象」で開発者たちは悩まされた。ここに着目したのが、ニュートリノ(中性微子)の立案者、菅原寛孝氏(ハワイ大学物理学教授)。
地球上のあらゆる核兵器をなくすには、素粒子・ニュートリノを用いて、意図的な未熟爆発で核を封じるという壮大な構想です。地球の裏側からニュートリノを発射して、途中でプルトニウムに照射。するとプルトニウムの塊内部で核分裂反応が徐々に進行、大量の熱が発生、その熱でプルトニウムが蒸発して消えうせる・・
(もし実現できるなら)すばらしいプランです。
物理学者の贖罪として、「祈り」から「行動」の形として考え出されたニュートリノ。ただ、実用化にはまだまだ課題が・・。
もしニュートリノで、福島第一原発を沈静化できたら夢のようですが・・。
【写真】“原発安全神話”恐怖の崩壊。森本清彦・画
『全核兵器消滅計画』中島彰著(2005年)を読みました。
マンハッタン計画で長崎に投下したしたプルトニウム原子爆弾製造の際、「未熟爆弾現象」で開発者たちは悩まされた。ここに着目したのが、ニュートリノ(中性微子)の立案者、菅原寛孝氏(ハワイ大学物理学教授)。
地球上のあらゆる核兵器をなくすには、素粒子・ニュートリノを用いて、意図的な未熟爆発で核を封じるという壮大な構想です。地球の裏側からニュートリノを発射して、途中でプルトニウムに照射。するとプルトニウムの塊内部で核分裂反応が徐々に進行、大量の熱が発生、その熱でプルトニウムが蒸発して消えうせる・・
(もし実現できるなら)すばらしいプランです。
物理学者の贖罪として、「祈り」から「行動」の形として考え出されたニュートリノ。ただ、実用化にはまだまだ課題が・・。
もしニュートリノで、福島第一原発を沈静化できたら夢のようですが・・。
【写真】“原発安全神話”恐怖の崩壊。森本清彦・画
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