ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

原発輸出は“死の灰”商人

2011年08月23日 | 原発震災・原発問題

日本政府は、国内の原発は減らすとしても海外諸国には今後も売り続けるという方針だ。

現在、世界に原発は31カ国、438基ある。これが20年後の2030年には、約2倍の815基までに増える計画。まだ原発を保有していない新興国に向けて積極的な売り込み合戦が始まっている。その輸出商売国の一つが日本なのだ。トルコ、ヨルダン、ベトナム、リトアニア、カザフスタン・・交渉は刻々と進んでいる。儲かる話なら何を売ってもよいがビジネスなのか。

「死の灰」をもたらす反人類的な製品=原発は、今回の大事故を踏まえ技術立国・日本の良心にかけても売るべきではないと思う。このようなことを続けていたら、いずれ遠くない将来に人類は破局を迎える。子々孫々のことを考えれば、人類と共存できない、コントロール不可能な「魔物の商品」はもうこれ以上作っても売ってもならない。

中国深センの放射線量の数値が、かなり高いという話を聞いた。中国の原子力発電所は果たして安全に運行されているのだろうか。ガイガーカウンターが中国で思いのほか多機種あり生産も盛んだったことを考えると、そこに何か関係があるのかと勘ぐりたくもなる。北朝鮮もしかり。核施設の作業員、周辺住民への放射能防備や最終廃棄処理は心配ないのか・・。数万年も管理を必要とする高レベル核廃棄物は、経費も高額でかつ永いツケを支払わなければならない。これから原発輸入する新興国もきびしい条件は同じだ。

原発はモウやめようよ

 

【写真】小出裕章著「原発のウソ」が書店でベストセラー。国家には期待できなくも国民ポポロの良識はまだ健全。

おすすめ動画広瀬隆氏の群馬県玉村町での講演(注:長時間で受信が重いです)

 

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コメント (2)
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