「福島原発事故を機にクリーンエネルギー推進を」と桑野幸徳元三洋電社長(72)が「ブルームバーグ」のサイトで紹介されていました。金融・経済の米国情報紙「ブルームバーグ」が取り上げられたということは、将来の投資・金融的にもこの分野の成長に期待を見出しているからではないでしょうか。
桑野さん、今は太陽光発電技術研究組合理事長。太陽電池は「これからももっと進化できる。寿命30、40年を目指せば在来型の電力に十分対抗できる」。また「日本はエネルギーコストの高い国だから、この国で実証することができるのは非常に大きい。逆境こそ人間を進歩させる」と述べたという。夢のある言葉です。
三洋電機の社内報では、かつて正月特集号によくクリーンエネルギーを全面に登場させ美しい未来のクリーンエネルギー世界を初夢的な新春の話題としたものです。その頃は原発事故などまだ知らない時代で、まさか今日のように国民が被曝放射線量を常に気にし、子供たちが線量計を携帯して登下校するようなSF小説のようなことが現実に起こることは想像もしていませんでした。。。
新しい年を迎えます。原発依存を抜け脱して2014年は、確実に一歩でも二歩でも原発ゼロ社会に近づける年にしたいものです。
【写真】Bloomeberg.co.jpサイトより。
![]() |
太陽電池はどのように発明され、成長したのか―太陽電池開発の歴史 |
桑野幸徳 著 | |
オーム社 |