昨日は、今年育てたイタリアン・トマト苗を持って、久し振りに実家に行って来ました。
兄や義姉との茶飲み話の中で、お互いに歳を経て兄は「朝歯を磨く時、鏡を見るにつけ
て、おふくろそっくりになってきたな~と思う。」と言い、私は私で「兄貴にそっくりになっ
てきたな~」と、お互い顔を見合せながら苦笑いした、そのひと回り違いの兄夫婦も、八
十代の前半となった。
兄は、毎朝仏前で約20分間、ご先祖様に御経を上げながらお願い事をして一日が始ま
るとか・・・・・「お陰で、毎日元気で畑仕事に追われ忙しい。」と言う。
義姉が「毎日20分以上もご苦労様・・・」と言うと、兄は「兄妹や孫子の健康や幸せを、
お願いしている。」と言う・・・「仏様にはお願い事をするものじゃ~ないよ。 あれは神
様にするものですよ。」と、まるで掛け合い漫才の様な話は尽きない。(そうなのか~、、、
私も神社仏閣巡りが好きで、いつもお寺参りの際には、たくさんのお願い事をするのだが・・・・・)
実家から帰宅すると、20代の頃に集めたレコードの中から、「スター映画音楽全集・1
5巻」を持ち出してきて、久し振りに映画音楽を聴いて見た。
若い頃から、洋画や洋楽が大好きだったから、当時の少ない給料の中から(月給3~4万
の頃)、よくもこんなにレコード(1800円)を買い求めたもだと我ながら感心する。
その第5巻を手に取って見ると、「アラン・ドロン」「ミレーヌ・ドモンジョ」、そして今日鉛筆
画で描いた、『ブリジット・バルドオ』が取り上げられています。
B・Bと言っても今の若い世代には知らない人が多いと思うのだが・・・・・「B・B」通称
‘ベ・ベ‘ の愛称で親しまれていた「ブリジット・バルドオ」は、フアッションの街パリっ娘ら
しく、ハイセンスを身に付けた、チャーミングなセックスシンボル(フランス製マリリンモンロー的
な)として世界中に大旋風を巻き起こしたスターなのです。
確かに、絵に描きながら、ファッションと言い身のこなしと言い、これが1950:60年代の
ものとは驚きです・・・今でも結構行けるファッションではないのだろうか。
当時、アメリカに「オードリー・ヘップバーン」あれば、フランスに「ブリジット・バルドオ」あり
と言われる程の大人気わ拍していました。
バルドーは、小悪魔的なところが男性ファンに、またこの容姿や愛称B・B(赤ん坊)が示す
ように、チャーミングさと明るさから、同性のファンも結構多かった様に思います。
ただ残念なことに、彼女は37歳で映画界から突如姿を消しました。
だがどっこい、81歳の今でも動物愛護の活動に精力的に取り組み続けている様
です。
今日は、そのバルドオを思い出しながら、以前映画でも観た「戦士の休息」「軽蔑」
のテーマ曲を聴きました。
このレコードはステレオ録音として収録されていているので、本当はステレオ(針)
で聴けば良かったのですが・・・大変残念なことにそのステレオは既に処分してしま
っているので、音質は幾分落ちますが我慢、我慢です。
ブリジット・バルドオ映画「軽蔑」のテーマ曲