今日は曇りのち晴れ午後のやわらかい日差しの中、浜に出て見た。
真夏になれば海水浴客で賑わうこの砂浜も、まだ人影は無く遊泳監視小屋が
ひっそりと佇んでいる。
彼方に目をやると、島根半島の山裾がなだらかに海に落ち込み、海
と空とが溶け合う水平線がボンヤリと霞んで見えている。
この浜は、防波堤や消波ブロックが幾重にも波を遮っていて、とりわ
け春からこの時期にかけての海は、さざ波の寄せては返す音が、微
かに心地よく聞こえてくるだけだ。
小高い砂浜には「浜昼顔」の薄桃色の花が、海を見つめるかの様に
咲き乱れいている。
小半時(30分)も水平線を眺め、そして家路についた。
今日も、なんと幸せな一日であったことだろうか。
~今日は、ど演歌の世界~
「浜昼顔」「命かれても」:八代亜紀