最近、友達の影響で、これまであまり足を踏み込んだことのない、クラッシックの世界に浸っている私である。 今日はその中から、無作為にピアノ演奏を取り上げて見た。 ショパン~「舟歌」作品60~である。 演奏を聴く前にショパンがこの曲を作曲した背景等を少し調べて見た。
「舟歌」は、ショパン36歳の時の作品で、彼はこの3年後に不治の病で早世(39歳)しており、晩年の作品と言うことになる。 病を抱えながら恋人も去り、彼の人生において輝きを失いかけていた、最も辛い時代であっただろうと想像できる。 そんな中で、在りし日の恋人との思い出を描いたものと言われてをり、ゴンドラにゆらゆらと揺れながら漕ぎ出し行き、舟の上で愛を語る情景が描かれた回想の曲と想いながら聞くと、一段とこの曲の美しさが分かるような気がする。
ショパン「舟歌」作品60